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企業情報

PC-Webzine "from DIS" (2021年)

2021年04月号

初のオンライン開催! DIS WORLD DIGITAL DAYS 2021 REPORT

COVID-19時代を生き抜くために必要な「個の力」の磨き方

新型コロナウイルスはビジネスに大きな影響を与えた。2020年は移動の制限により、在宅勤務やオンラインを活用した会議や商談など新たなビジネスの在り方が生まれた「リモートワーク元年」になったと圓窓 澤 円氏は話す。

「日々変化する時代の中で、個の力を磨き、生き抜くためには『マインドセット(物事の判断や考え方)』をアップデートすることや一つの業務にかける時間を見直して自身の時間を設けることが鍵を握ります」(澤氏)

通勤や訪問などに費やしていた移動時間はテレワークによって自身への投資時間へと変えられる。個の力を磨くことで、仕事のパフォーマンスが向上し、社会貢献につながっていくという。

クラウド時代におけるカスタマーサクセス志向のビジネススタイルとは

パネルディスカッションでは、パネリストとしてアマゾン ウェブ サービス ジャパンの亀田治伸氏、DIS 土方祥吾氏、コーディネーターを本誌の下地孝雄編集長が務め、国内クラウド市場の現状やクラウドビジネスに対する戦略などが語られた。

コロナ禍を契機にクラウドサービスに関する商談が急激に増えているとDISの土方氏。AWSの亀田氏は「AWSのサービスは中小企業にも向いています。今後は、DISさまと連携し、AWSで提供している175以上のサービスをパッケージ化するなどして、より多くの企業に届けたいと考えています」と戦略を語った。

今こそ、企業経営のワークスタイル変革を!

~業績を伸ばすための「攻め」のテレワーク~

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに日本全体のデジタル化が加速しつつある今、企業運営刷新も待ったなしの状況となっている。本スペシャルセッションは、フィラメント 角 勝氏をコーディネーターとして迎え、パネリストとして日本マイクロソフト  西脇資哲氏、ソリトンシステムズ 橋本和也氏、はらぶん 江角修一氏、DIS 塚本小都氏の4名が登壇した。

パネルディスカッションでは、事業継続のために始めたテレワークを「守りのテレワーク」、生産性向上やリソースの最適化などのために行うテレワークを「攻めのテレワーク」として定義している。「『攻め』のテレワークを実践するために必要なものは?」という問いについての議論では、ソリトンシステムズの橋本氏が「Microsoft Teamsのようなツールを企業で積極的に使う方針を打ち出し、隙間で処理を行うことが攻めのテレワークにつながると考えています」と回答した。

電子契約がすぐ提案できる「Adobe Sign」ワンパッケージセミナー

「電子契約がすぐ提案できる『Adobe Sign』ワンパッケージセミナー」では、アドビ 寺尾健登氏、サイボウズ 岡山弘樹氏、k&iソリューションズ 村上啓一氏、DIS 角谷友洋氏が登壇した。アドビが提供する「Adobe Sign」は同一プラットフォーム上で電子契約と電子署名を選択できるクラウド電子サインサービスだ。しかし、Adobe Signを販売する際に必要となる「ソリューション販売パートナー」の認定条件は専任担当者の配置といった人的リソース確保や年3回のセミナー開催時間の確保などハードルが高い。そうしたハードルや技術力への懸念点の多い認定要件に対応する「DISマネジメントパートナー制度」について、DISの角谷氏が紹介した。「本制度は、DISが用意する戦略製品を販売できるという条件が必要です。そして、DISが作成したマニュアルの確認や動画を視聴して趣旨に賛同いただける場合に、申し込むだけで登録が可能となります」最初の戦略製品として、k&iソリューションズの「kintone連携ソリューション」の提供をスタートする。

Google Workspace のご紹介

新型コロナウイルス感染症を受けて急速に変化を求められているビジネス環境。これらに対応するグーグルの統合型ワークスペース「Google Workspace」についてグーグル・クラウド・ジャパン 浦底博幸氏から説明された。

セッション内で披露されたGoogle Workspaceが実現するリアルタイムコラボレーションの動画では、Google Workspaceで営業活動や顧客対応が行われ、空間を問わず共同で自然なコラボレーションができている様子が見て取れた。「Google Workspaceは、チームが必要となる全ての作業を1カ所にまとめ、全てのメンバーが集まって共同作業を行う、空間自体を提供することでコラボレーションを実現するサービスとなっています」と浦底氏は強みを語った。

WVD (クラウドVDI) で、リモートワークをよりスムーズに

テレワークが求められる環境の中で、データの紛失を防止する仕組みでセキュリティを確保する「ゼロトラスト」を基準として活用できるクラウドVDIサービス「Windows Virtual Desktop」(WVD)の訴求力が高まっている。

日本マイクロソフト 高添 修氏はVDI市場における日本マイクロソフトの立ち位置を以下のように説明する。「Windows10の上で動くMicrosoft 365やサーバーコンピューティングに必要なWindows Server、Remote Desktop Service、さらにAzureという基盤も提供していることから、VDIに必要な要素はマイクロソフトがトータルで提供しています。VDIに取り組みたい場合は一度WVDをご検討ください」