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PC-Webzine "from DIS" (2021年)

2021年04月号

初のオンライン開催! DIS WORLD DIGITAL DAYS 2021 REPORT

Nutanixでハイブリッドクラウドをシームレスに実現

グローバルにビジネスで差を付けられないためには、レガシー文化からの脱却だけではなくアフターコロナも見越して在宅勤務に適応したビジネスを実践できるデジタルプラットフォームの形成が重要となる。ニュータニックス・ジャパンのセミナーでは、同社の三好哲生氏から1クリックでIT環境を簡素化・自動化できるHCIが提案された。

三好氏は「当社では、ハイブリッドのクラウドインフラをオンプレミス/パブリッククラウドの上にも作ることでHCIを『HYBRID CLOUD INFRASTRUCTURE』として再定義します。アーキテクチャを一貫させたことで、プライベートクラウドとパブリッククラウドを自由に連携させてシームレスに運用することも可能です」と語った。

「自治体情報システム強靭化」実現に向けてNECが出来る事

自治体の三層分離の対策は、従来システムの脆弱性を見直し、改定が予定されている。NEC 金澤 良氏は 、Linuxコンテナ技術を用いた仮想セキュアブラウザー「Application Platform for SCVX」(AP4SCVX)を紹介した。

本製品では、ユーザー、デバイスごとの契約や、仮想化基盤、ウイルス対策にかかるコスト、システムの混在によるファイル授受の煩雑さ、三層分離環境でのファイル無害化が難しいといった課題に対応する。「本製品は『同時接続ライセンス』として導入できるため、ユーザーの同時接続数を抑えることで導入コスト削減も可能です。さらに、ファイル無害化やサンドボックスチェックをオプションで提供し、同一製品内で軽快な操作を実感できます」(金澤氏)

GIGAスクール構想で実現する子どもの学び

- 尼崎市の取り組みから -

GIGAスクール構想の国内での整備が進む中、端末整備を経た今後のデジタル活用や学習者用デジタル教科書の実証研究を通じて見えてきた今後の展望について、放送大学 教授の中川一史氏と尼崎市教育委員会事務局 瀧本晋作氏が説明した。

文部科学省ではGIGAスクール構想に向けた学びの変容イメージとして三つのステップを提示している。その内、中川氏が注目したのは「学びを深める」ステップ2の一人ひとりの思考を「可視化」することだ。そうした意見を受けて、尼崎市の取り組みについて瀧本氏は以下のように話す。「デジタル教科書の中に、本文の一部分を付箋のように切り取ってレイアウトする機能があります。これにより、生徒が言いたいことや考えを構造的に見える化できます。まさに中川先生のキーワードとしても上がってきた『可視化』ができ、全体で交流した上でさらにそれを個別に振り返ったりと学びを深めることにつなげられます」

展示会のリアル感をWebブラウザー上に再現

DIS WORLD Digital Days 2021ではバーチャル展示会も開催された。ITインフラゾーンにはインテル、日本AMD、デル・テクノロジーズ、日本ヒューレット・パッカード(HPE)、レノボ・ジャパン、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ、日本HP(HPI)、ネットワーク&セキュリティゾーンにはシスコシステムズ、クラウド&アプリケーションゾーンには日本アイ・ビー・エム、日本マイクロソフト、グーグル・クラウド・ジャパン、アマゾン ウェブ サービス ジャパンなどが出展。そしてDISゾーンにはDISのグループ企業各社が出展し多様なソリューションを紹介していた。バーチャル上の展示会ながら、訪れたブースへの質問がチャットでできるようになっており、リアルの展示会の熱気をオンライン上で再現していた。

DISの大井町オフィスがDIS WORLD配信拠点!