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PC-Webzine "from DIS" (2018年以前)

2018年07月号

ICT総合展示会「DIS ICT EXPO 2018」開幕 埼玉・大宮を皮切りに全国9会場で開催

ダイワボウ情報システム(DIS)が取り扱うICTソリューションの最新商材が一堂に会する毎年恒例のICT総合展示会「DIS ICT EXPO」が今年も開幕した。DIS ICT EXPO 2018の最初の会場となったのは埼玉県・大宮だ。そして2019年2月14日まで全国9会場で開催される。

盛況な展示会場と熱心なセミナー会場

5月18日に開催された「DIS ICT EXPO 2018 in 大宮」の会場となったのは大宮駅前にあるソニックシティだ。広大な展示会場には76社・86ブースが設けられ、映像・コンテンツ、次世代テクノロジー、プラットフォーム、教育、モバイル・クラウド、セキュリティ、そして生産性向上の七つのコーナーで最新ICTソリューションが紹介された。
大宮会場では旬の「働き方改革」に関連した幅広い分野のソリューションや製品をはじめ、AIやRPAなどの最新テクノロジーをいち早く取り入れたソリューションや、ICT活用を下支えするモバイル・クラウドやプラットフォーム、そしてセキュリティなど、現在の市場で商機を期待できる数多くの商材が展示され、来場者はソリューションや製品に実際に触れて体感しながら販売に向けたシナリオをイメージしていたようだ。

セミナー会場も盛況だった。最初に登壇したのはNECの糸田 誠氏だ。糸田氏はこれからの国内の社会問題の解決にRPAが有効であることと、RPA市場の商機について語った。
国内では少子高齢化が進むとともに労働人口が大幅に減少するため、「働き方改革」による生産性向上が欠かせない。ところが日本における時間当たりの労働生産性は世界的に見ても低く、主要先進7カ国で最下位であると糸田氏は指摘する。そして生産性の向上を容易に実現できるのがRPAだという。
RPAは「人による操作や作業をPCに記憶・実行させることで業務を効率化するとともに、人手によるミスを防ぐことで作業品質の向上にも役立つ」という。さらに「ホワイトカラーの業務を効率化・自動化することで、人材を付加価値の高い業務に従事させられる」と続ける。
すでにRPA市場は急成長しており国内の2018年の市場規模は同2016年の5倍、2021年は2016年の10倍の規模に拡大し、年平均成長率は59.3%にもなると説明する。RPAが成長している要因についてRPAの導入効果に加えて、既存の業務やシステムを変更せずに導入できること、運用中のRPAを柔軟に修正できること、投資回収期間が短いことを挙げる。さらにこれまでシステム化が難しかった業務についてもRPAによって効率化できる可能性があると指摘する。

NECが提供するRPAは「NEC Software Robot Solution」通称「ロボソル」と呼ばれるソリューションだ。ロボソルはキーボードやマウスで操作した作業をそのまま自動化するため設定がしやすく、作業内容を変更する際の修正・追加も容易だという特長がある。特にノンコーディングでロボットが構築できる上に、画面に表示される画像や値を画像認識することで作業を自動化するため、アーキテクチャに依存せず異なるアプリケーション間でのデータ連携も可能だという強みがあるとアピールした。

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