PC-Webzine "from DIS" (2019年以前)
2017年04月号
バスの運行情報などはどのように取得するのですか。
BUSitの前提となるのが、BUSitバスロケーションシステムです。BUSitバスロケーションシステムとは、バス車両に設置したAndroid端末とバス会社との間でクラウドを介して情報交換を行うことで、高精度な位置情報をリアルタイムにローコストで把握できる運行側のシステムです。バス車両が今どこをどのような速度で走っているかのデータが5秒ごとに自動的に本部へ送信されますので、バス運転手への負担はありません。遅延情報やメッセージなど本部から運転手への音声での情報伝達が可能で、また運転手からは、緊急、事故、渋滞、体調不良などの緊急連絡をボタン一つで本部に通知することができます。BUSitバスロケーションシステムは運行側のシステムですが、ここで取得したデータが、バス利用者向け到着案内システムであるBUSitでフル活用されています。
BUSitとBUSitバスロケーションシステムとはセットで提供されるということですか。
基本的にはそうなのですが、すでに既存のバスロケーションシステムを運用されているバス会社様もおられますので、そのような場合は既存のシステムで収集されたデータをクラウド上のサーバーに上げてからBUSitを活用することも可能です。しかしバス車両に組み込まれた端末による既存のバスロケーションシステムに対して、精度・即時性・柔軟性・コスト・短納期などさまざまな面でBUSitバスロケーションシステムの優位性は明らかですので、セットで導入されるお客様が多いことは事実です。これはAndroid端末によるところが大きく、スマートフォンの操作経験がない運転手であっても直感的に操作できる画面を工夫するなど、運転手側、本部側の双方に負担を強いることなく最大の効果を上げるように考慮しています。バス車両が車庫を出てから実際にどのように運行してるのかは運転手の日報によってしか判断できないバス会社様が多い中、BUSitバスロケーションシステムで蓄積されたデータを判断しながら、より現実の道路状況に見合った時刻表を作れることも大きなメリットとなっています。
BUSitバスロケーションシステムの価格を教えて下さい。
お客様によって仕様が違いますので一概には言えませんが、100台の車両規模のバス会社様の場合、1車両当たり初期費約130,000円、年間運用費約18,000円が一応の目安です。ローコストかつ短納期でのご活用が可能になったのも、Androidおよびクラウドの進化によるところが大きく、これらが今後の公共交通機関に果たす役割はさらに大きいと感じています。
株式会社タウンクリエーション
http://www.towncreation.com/
設 立 | : | 2013年6月 |
本 社 | : | 広島市中区本川町2丁目1-24 |
代表取締役 | : | 前 紅三子 |
資 本 金 | : | 500万円 |
事業内容 | : | Web開発(BUSit、BUSitバスロケーションシステム) |
お問い合わせは ダイワボウ情報システム株式会社 広島第1支店 TEL:082-511-7735 まで