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PC-Webzine "from DIS" (2025年)

2025年04月号

PARTNER TOUR 個別最適な学びと協働的な学びを実現する「Chromebook/まなみえ」

2019年末、文部科学省により全国の児童・生徒1人に1台のPCと高速ネットワークを整備するGIGAスクール構想第1期が発表された。今年は2020年に整備された学習用端末が耐用年数の5年を迎え、多くの端末の入れ替え需要が見込まれている。入れ替え後の端末に最適なPCが、ChromeOSを搭載した「Chromebook」だ。またGIGAスクール構想の目指すべき姿は、 ICTを活用することで個別最適な学びと協働的な学びを実現することにある。こうした取り組みを支援するサービスとして、電算システムでは「まなみえ」を提供している。

端末の利用状況を可視化

電算システムは、「Chromebook」「Google Cloud」「Google Workspace」といったGoogleソリューションを取り扱っている企業だ。 Google Cloudが日本でビジネスを開始した当初からパートナー企業としてGoogleソリューションを提供しており、豊富な経験を有している。さらにGoogleの認定資格を持つ従業員を多数抱えているため、顧客ごとに最適なGoogleソリューションの提供を実現している企業だ。

そうした同社は2025年、二つの領域に注力していくという。一つ目が、教育機関だ。教育機関向けの「Google Workspace for Education」やChromebookの導入を進めていく。「2025年度から本格化するGIGAスクール構想第2期では、GIGAスクール構想第1期で導入した端末の更新が行われます。更新される端末にはChromebookが最適です。Chromebookに搭載された『ChromeOS』は起動が早く、授業を即座にスタートできます。さらにデータをクラウド上で管理するため、使用している端末が故障した場合でも、予備機にインターネットを接続するだけで従来の端末と同様のデータを利用でき、すぐに学習を再開可能です」と、同社 デジタルイノベーション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 事業部長 山下 元氏はChromeOSのメリットについて語る。

さらに教育現場においてGoogleソリューションのほかに、自社サービスである「まなみえ」の導入も併せて進めていく。まなみえは、端末のキーボードなどの操作回数や各種アプリ・Webサイトの利用状況を可視化することで、児童・生徒一人ひとりの学習の動きを詳細に捉えられるサービスだ。まなみえを活用するメリットについて、同社 ソーシャルイノベーション事業部 エデュケーションソリューション部 部長 吉岡淳也 氏はこう語る。「児童・生徒一人ひとりの端末の利用状況を確認することで、先生方は一人ひとりに合った学習指導を行えるようになります。さらに、クラス全体の端末の利用状況も可視化できます。児童・生徒自身が学習過程や学習形態を自己決定・自己調整しながら学びを深めていく複線型の授業が成立しているかどうか確認可能なため、授業の改善にも役立てられます」

いつでもどこでも働ける利便性を

二つ目の注力領域が、自治体だ。自治体では、住民サービスの向上と業務効率化を両立するためにデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が求められている。電算システムでは、 Google Cloud やGoogle Workspace、 Chromebookの導入によって、職員がいつでもどこでも働けるICT環境を整備していくという。

自治体がそうした環境を整備する際、セキュリティが課題になりがちだ。しかしChromeOSは、サンドボックス機能や最新版のOSに自動アップデートする機能を備えているため、情報漏えいのリスクを低減可能だ。

最後にダイワボウ情報システム(DIS)に対する期待を、山下氏は「公共領域におけるGoogleビジネスは加速していきます。共に盛り上げていただければと思います」と語った。

  • デジタルイノベーション事業本部
    ソーシャルイノベーション事業部
    事業部長

    山下 元 氏
  • ソーシャルイノベーション事業部
    エデュケーションソリューション部
    部長

    吉岡 淳也 氏

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