PC-Webzine "from DIS" (2025年)
2025年01月号
Webサイトや広告など自社コンテンツを魅力的にアピールする方法は多い。さらに昨今ではSNSの普及に伴い、YouTubeやInstagram向けコンテンツも、若い世代に知ってもらうためには発信が必要だ。しかしそうしたコンテンツ制作のためにクリエイターを採用したくても、採用に二の足を踏んでいるのが実情で、少し知識がある従業員に兼務させてしまっているケースが多いのではないだろうか。それ故、コンテンツのクオリティが低かったり、タイムリーにSNSを通じた情報が発信できなかったりする企業も少なくないだろう。こうした課題を解決するのが、ボーンデジタルの子会社であるデジタルスケープが提供する、クリエイティブ業界に特化したクリエイターを派遣する「人材コンサルティングサービス」だ。
柔軟なクリエイターの派遣
ボーンデジタルはデジタルクリエイターの支援を行っている企業だ。Adobe、Autodesk製品の取り扱いや、CG・映像を専門とした月刊誌「CGWORLD」の刊行も行っている。そうした事業を展開するボーンデジタルが、今まで支援できていなかった領域として企業とクリエイターをつなぐ人材のサービスがある。この領域での支援を行うためにボーンデジタルは、3月にクリエイティブ業界に特化した人材の派遣サービスを展開するデジタルスケープを買収した。
人材コンサルティングサービスの特長は常用型派遣の形態を採用していることだ。デジタルスケープ クリエイティブソリューション部 マネージャー 仲道良二氏は、常用型派遣のメリットを次のように語る。「当社でクリエイターを直接無期雇用することで、各クリエイターのスキルや人柄を把握できます。そのため、お客さまの要望に応じて最適なクリエイターを紹介することが可能です」
ディレクターを含んだ2名以上のクリエイターを顧客先に常駐させるチーム常駐(業務委託)も可能だ。チームではノウハウを蓄積しており、チームメンバーの入れ替えといった事態が生じた場合でも、制作物のクオリティを保証している。また、デジタルスケープ社内に設けられたWeb制作スタジオもあり、常駐チームでは対応しきれない突発的な依頼や急な欠員が生じたときにカバーする仕組みも持っている。
社内クリエイティブが一変
ボーンデジタル 代表取締役社長 新 和也氏は、デジタルスケープのクリエイターは高度なスキルを備えていると語る。「当社では、動画を編集できる人材がいませんでした。そこでデジタルスケープから3カ月だけ動画制作が得意なクリエイターに常駐してもらったところ、既存の動画に編集や字幕を入れてもらうだけで、劇的に見やすくなりました。これを機にWebクリエイターの派遣も依頼し、今までWebサイトの更新作業に時間を取られていた社員は、内容やデザインを考えることに時間を割けるようになりました。結果として、新規のお客さまが増え、若い人材の採用にもつながっています」
そうした劇的な変化の裏付けが、デジタルスケープ独自の研修だ。「当社で採用したクリエイターには入社後にすぐに活躍してもらうため、専属の専門講師による研修を実施しています」と、デジタルスケープ ビジュアルエンタテインメント部 マネージャー 青木彩子氏は語る。
最後に新氏は「すでに企業でもYouTubeやSNSなどコンテンツ制作はより重要になってきています。ただ、通常業務に追われ、片手間にしかやれていない方がほとんどではないでしょうか? デジタルスケープの人材サービスを利用して、一段クオリティの高いコンテンツを経験してみてください。会社の何かが変わるはずです」と力強く語った。
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ボーンデジタル
代表取締役社長
新 和也 氏 -
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デジタルスケープ
ビジュアルエンタテインメント部
マネージャー
青木 彩子 氏 -
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デジタルスケープ
クリエイティブソリューション部
マネージャー
仲道 良二 氏
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