ダイワボウ情報システムは国内最大級のIT専門商社です。

ダイワボウ情報システム株式会社

企業情報

PC-Webzine "from DIS" (2021年)

2021年06月号

PARTNER TOUR パートナーや顧客との協創を誘発しデジタル人財を育成する機会と場を提供

日立システムズは昨年の10月、大阪に同社のDXソリューションを展示、実演する施設「DX Smart Lounge Osaka」を開設した。DX Smart Lounge Osaka は同社が培ってきたITの技術力と、現場のプロフェッショナルであるパートナーやその顧客の知見を掛け合わせて新たな価値を生み出すコミュニケーションの場を提供する。また同施設にはデジタル人財の育成と技術力を磨くための教育・訓練施設も併設する。

豊富なソリューションへの入り口

産業・流通事業グループ
産業・流通プラットフォーム事業部
事業部長
青木 誠氏

「DX Smart Lounge Osaka」(DSLOsaka)はさまざまな業界でのDX推進を支援する日立システムズのソリューションが展示、実演するスペースが設けられているショールームだ。また同社およびグループのデジタル人財、そしてパートナーと顧客のデジタル人財の育成と技術力向上の場となる教育・訓練施設も併設する。

DSL Osakaを開設した経緯について日立システムズ 産業・流通事業グループ 産業・流通プラットフォーム事業部 事業部長 青木 誠氏は「東京には事業領域拡大に必要なスキルと資格を持つエンジニアを育成するための教育・訓練施設『テクニカルスキルデベロップメントセンタ』(TDC)があり、多くのパートナーさま、お客さまに見学していただいております。幅広い領域のスキルを習得するための設備を見学しながらパートナーさまやお客さまと会話をすると、新たな話題や発想が生まれることに着目し、TDCにコミュニケーションの場を組み合わせた施設を作りたいと考えてDSL Osakaを開設しました」と説明する。

そして大阪に開設した理由について青木氏は「大阪をはじめ九州や広島など西日本には製造業が盛んな地域が多く存在します。そこでDSL Osakaでは製造業のDXを促進するソリューションや設備を中心に、業種を問わず企業での取り組みが広がっている健康経営やデジタル化をテーマにソリューションを展示しています」と話す。

協創を生むコミュニケーション

DSL Osakaで紹介されているソリューションは日立システムズが提供するソリューションのごくわずかでしかない。

青木氏は「当社は幅広い業界に向けてさまざまなソリューションを数多く提供しています。パートナーさまやお客さまに当社が何をできるのかを知っていただくために、DSL Osakaで紹介しているソリューションを入り口に会話を進めることで、理解を広げていただきたいと思っています」とアピールする。

DSL Osakaのコミュニケーションスペースには、利用者を取り囲むように日立システムズの最新ソリューションが展示、実演されている。その理由について青木氏は「コミュニケーションスペースで会話をする際に、パートナーさまやお客さまのビジネスとは異なる領域のソリューションやテクノロジーを見たり体感したりしていただくことで、通常なら生まれない話題や発想を誘発できると期待しています。商談や打ち合わせなどテーマや目的が明確なコミュニケーションだけではなく、例えば自社の事業やDX推進への取り組みなどと社会要請をつなげるといった大きなテーマでコミュニケーションを始めて新たな発想を生み出し、お互いの強みをつなげる機会を探りながら会話を進めることで新たな事業を創出するという活動にも積極的に利用していただきたいと考えています」と強調する。

さらにDSL Osakaには最大12名を収容でき、各種セミナーなど多目的で利用できるセミナールームや、ATOMやロボットアーム、PLCなどの製造設備で実際の製造ラインを再現し、生産結果や生産工程の各種センサー情報取得のデモンストレーションを実演する疑似製造ラインなど教育・訓練施設が併設されている。

コロナ禍の影響でDSL Osakaの利用が活発化するのはこれからという状況ではあるが、協創を生み出すDSL Osakaの役割として「つながる」をオンラインで提供することも検討している。青木氏は「今後はニューノーマル時代に求められる新しいコミュニケーションスタイルにも対応していきます」と意気込みを語る。

image.php?file=from_dis.270.1.png

月刊ITビジネス情報誌「PC-Webzine」では、DISグループの最新情報を「fromDIS」というコーナーで掲載しています。こちらのページでは「fromDIS」に掲載されたトップニュースなどを一部ご紹介しています。
また、「PC-Webzine Degital Book」では、本誌掲載記事を電子bookでご覧いただけます。合わせてご覧ください。