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PC-Webzine "from DIS" (2019年)

2019年05月号

PARTNER TOUR 企業の“健康経営”をサポートする「MySOS forME」

東日本エリア
菱電商事株式会社

働き方がさまざまな側面から見直されている中、従業員の健康への配慮という視点から、健康経営への要求も高まっている。そこで菱電商事は、健康経営を促進するスマートフォンアプリの提供で、時流に乗った商機の創出に着手している。

成長するヘルスケア事業

CTソリューション事業本部
ヘルスケア事業部ヘルスケア部 部長
矢倉 謙一氏

三菱電機の販売代理店としてスタートした菱電商事は、FA事業やビル事業、デバイス事業、冷熱事業などを推進し、顧客ニーズと市場の変化を捉えながら成長してきた。従来は、製品別に事業部を分けていたが、企業環境の変化などを受けて、ビルマネジメントソリューションやネットワークソリューションなど市場・ソリューション別の事業も立ち上げて売り上げを拡大させている。その中で展開されていたメディカルソリューション事業においては、これからの大きな成長を見越して、2016年にヘルスケア事業部を新設した。

菱電商事 ICTソリューション事業本部 ヘルスケア事業部の矢倉謙一氏は、ヘルスケア事業部の成り立ちや強みについて、次のように説明する。「事業部としてはまだ3年程しか経過していませんが、実際には2003年ごろから医療機関などへのPC販売をスタートさせており、豊富な実績を残してきました。現在は放射線や内視鏡などに関わる画像ソリューションを中心に、サプライ製品や地域連携ソリューションを展開しています。病院からクリニック、介護施設、一般企業のヘルスケア事業まで、幅広い商流対応が当社の強みです」

このような経緯を持つ同社 ヘルスケア事業部が現在着目しているのが、企業の健康経営の推進だ。少子高齢化社会に突入した国内では、社会保障などの観点からも、健康寿命の延伸が政策に取り込まれるなど、健康に対する意識が非常に高まっている。それは企業においても同様だ。従業員が健康で働ける環境を整備することが、企業の重要な課題となってきているのだ。「現在は、人材確保の面でも健康経営は重要な指針になりつつあります。従業員の健康や働き方への配慮を気にする就活生やその家族の割合も非常に高くなってきているのです」(矢倉氏)

従業員の健康を管理

こうした背景下で、菱電商事が提供を開始しているのが、健康経営を促進するスマートフォンアプリ「MySOS forME」だ。MySOS forMEは、「健康サポート」と「救急対応」の二つの機能で構成されている。

健康サポートは、「健診結果マイカルテ表示」「健康サポート・アドバイス」「ウェアラブル連携」などの機能によって、従業員の健康促進を支援する。

「健診結果マイカルテ表示では、健康診断の結果をスマートフォンに表示できるようにします。また、リストバンド型のウェアラブル端末の利用によって、歩数や消費カロリーなどの活動量もグラフで表示させられます。併せて、食事メニューの入力で摂取カロリーも表示できます。それらのデータをもとに、食事や運動のアドバイスを画面上で行い、利用者(従業員)の健康維持をサポートするのです」(矢倉氏)

救急対応では、「自身の救急サポート」「家族などの救急サポート」「周辺医療施設・AED検索」などの機能によって従業員自身やその家族の救急時におけるスムーズな対応を可能にする。具体的には、一次救命処置のガイドや、病気やけがを負った際に参考になる成人・小児救急ガイドなどが画面上で参照できる。また、周辺に設置されているAEDの場所や医療施設を地図で表示させられるので、緊急時の迅速な対処に役立つ。

「救急車は、通報から到着までに全国平均で8.6分かかると言われています。大事なのはその間にどのような処置が行えるかです。MySOS forMEは、救援依頼から心臓マッサージなどの救命処置のガイド、さらにAEDの設置場所なども検索できるので、いざというときにも役立つアプリケーションなのです」と矢倉氏はアピールする。

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