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PC-Webzine "from DIS" (2017年)

2017年08月号

PARTNER TOUR 「戻りたいとの思いを育む女川町に」

どのようにして人を呼び戻すのですか。

村上 すでに出ていった人を呼び戻す策と、これから出ていく人を呼び戻す策の両面で考える必要があると思います。すでに出ていった人々に対しては、まず働く場が必要になりますが、これには経済の活性化が不可欠の条件となりますので、現在進行中の女川町の復興計画に期待しています。私達も一企業としてまた一町民として協力は惜しみません。しかしICT企業である弊社としては、これから出ていく人を呼び戻す手法について、より積極的にアプローチすべきと考えています。女川町は豊かな自然に恵まれた土地つまり田舎ですので、子供たちは成長すればその多くが大都会を目指すのもやむを得ないことだと思います。しかし大都会をいったん経験した後、やはり女川に戻りたいとの思いを育む町でありたいと私達は考えており、そのための方策を練っているところです。自分の生まれた故郷に帰って来るという意味で、私達はこれを「シャケ計画」と称しています。

では「シャケ計画」を紹介下さい。

村上 子供達には、自分の故郷が女川であることを誇りにして巣立って行って欲しいと思います。海・山・川と自然の恵み豊かなことが女川の最大の特徴であり、その大切さは今更言うまでもありません。しかし子供達が育つ上で知的な刺激もまた重要です。一例をあげると、ロボット・プログラミングの基礎講座を小中学生向けに開校したり、たとえ小規模でもICTイベントを定期的に開催するなど、さまざまな形で知的欲求に応え得る環境作りが必要だと感じています。そしてこの環境は一過性で終わることなく、成長した子供達の中からさらに講師として帰ってくる人も出て来るなど、継続しつつ進化していけるような息の長い取り組みでなくてはなりません。周知の通りICTには幅広い分野があり必要な技術も異なります。「シャケ計画」を遂行するには一社の力では不可能です。そこで私達の計画にご賛同いただける企業や個人の方にぜひご協力いただきたいと考えています。

伊藤 来ていただければわかりますが、女川は海が極めて近いことが特徴です。津波による大災害を経験した地域の多くが高い防潮堤を建設することで防災対策を施していますが、女川町では防潮堤を作らないことに決めました。防潮堤をはじめとするハード整備によって完璧な防災を目指すには限界があると判断し、新たな港町づくりに向けた基本理念として「減災」という視点を明確にしました。つまり「地震が来たらまず逃げる」ことを優先して町民の生命を守り、住居は高台に移転して安全を確保するというものです。これは平坦部が極めて狭いという女川町ならではの地形を活かした大胆な発想で、町のどこからでも海がすぐそこに見えるという美しい景観につながっています。一度壊滅した町だからこそ全く新たな発想が可能です。仙台から女川町までの距離は約60km、車で1時間、JR石巻線も復活して電車でも石巻経由で1時間半で来ることができます。人・自然・食べ物など、女川は素晴らしいところです。私達の取り組みに賛同して女川で一肌脱いでやろうという意欲のある方々のご来訪をお待ちします。

株式会社オーテック
http://k-otec.co.jp/

設  立 1993年7月
本  社 宮城県牡鹿郡女川町女川浜字女川119番地 SG-14街区 8画地
代  表 村上 雅紀
資 本 金 1億1,200万円
社 員 数 35名
事業内容 システム開発・導入支援、Web、PC販売・各種保守対応、パソコン講習、データ入力・データ作成、文書管理、技術者派遣

お問い合わせは ダイワボウ情報システム株式会社 仙台支店 TEL:022-212-6450 まで