PC-Webzine "from DIS" (2026年)
2026年02月号
障がい者・障がい児事業所では、記録の確認や転記に時間がかかり、残業が発生しやすい状況となっている。申し送りの共有や担当利用者の情報確認のほか、支援後に事務所へ戻って記録を転記し、同じ内容を何度も入力して帳票を作成するなど、非効率な作業が負担となっている。さらに、職員間の情報共有が円滑に進まない、施設独自の記録項目や日誌に対応できるシステムが少ないといった課題も存在する。こうした課題を解決するのが、熊本計算センターが提供する障がい者・障がい児事業向け統合ソリューション「楽園」シリーズだ。
転記作業の時間を大幅に削減
熊本計算センターは自治体、福祉、大学、民間企業、医療機関など幅広い業界にシステムを提供している。そうした事業を展開する同社の製品の一つが、障がい者・障がい児事業向け統合ソリューション「楽園」シリーズだ。本シリーズは五つのシステムで構成されている。一つ目が、利用者の日々の状況を記録する「記録管理システム」だ。食事や排せつなどの日々発生する支援内容の記録を、PCやタブレットから入力できる。入力内容はリアルタイムで反映されるため、職員間の情報共有がスムーズに行える。さらに各種書類に自動で転記されるので、転記作業の時間を大幅に削減可能だ。
二つ目は、「障害者総合支援法」と「児童福祉法」に基づくサービスに対応した「障がい者総合支援システム」だ。記録管理システムや、オプションの「計画相談支援システム」「個別援助計画作成システム」からデータを取り込むことで、自動で利用者請求データや給付費請求データを作成できる。また、支援計画や日誌の作成、ケース記録の管理も行え、日常業務の効率化を支援する。
三つ目が、職員や利用者の給与計算を行う「給与管理システム」だ。月例給与、賞与、年末調整に対応しており、支給・控除・単価といった項目は計算式を設定できるため、複雑な給与計算にも柔軟に対応可能だ。また、障がい者総合支援システムと連携し、就労系サービスの利用者の利用日数などを取り込める。工賃計算の事務作業の効率化につながるのだ。
四つ目が、「社会福祉法人会計基準」に準拠した予算編成や日々の伝票入力、決算処理などが可能な「福祉会計システム」だ。給与管理システムと連携することで、支給や控除に関する仕訳データを自動で作成できる。
五つ目が、日々の献立作成、食材の発注、利用者の栄養ケアを行える「栄養管理システム」だ。障がい者総合支援システムと連携し、利用者の基本情報を取り込めるため、個々の状況に応じた栄養管理を効率的に実現する。
こうした機能を備えた楽園シリーズは、障がい者・障がい児事業所における現場の記録業務から管理部門の事務処理までを効率化する。
定着を重視した訪問サポート
楽園シリーズの優位性について、熊本計算センター ソリューション事業本部 産業イノベーション事業部 福祉ビジネス部 部長 武田順二氏は以下のように話す。「まず、シンプルで使いやすいUIが挙げられます。現場職員のIT機器への不慣れを考慮し、画面構成をシンプルに設計しています。多機能すぎて使いこなせないという問題を回避し、導入直後から現場に自然にフィットします。次に、高いカスタマイズ性です。施設ごとに異なる運用や管理項目、独自の業務日誌レイアウトに対応できるよう、項目や帳票レイアウトを柔軟に変更可能です。システムに合わせて業務を変えるのではなく、施設独自のやり方を維持しながら効率化を図れます。さらに、定着を重視した訪問サポートを提供しています。単なる導入にとどまらず、専門のインストラクターやSEが直接施設を訪問し、システムが現場に根付くまで数カ月間伴走します。操作説明会や具体的な活用提案を通じて、全ての職員が使いこなせる環境を整えます」
最後に武田氏は、ダイワボウ情報システム(DIS)に対する期待をこう語った。「販売チャネルを広げながら市場を拡大していきたいです。現在は熊本県内を中心に高いシェアを維持していますが、今後は全国への展開を目指します。そのため、展示会などお客さまに楽園シリーズを直接ご説明できる場をご提供いただければ、積極的に参加していきたいですね」
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ソリューション事業本部
産業イノベーション事業部
福祉ビジネス部
部長
武田 順二 氏
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