PC-Webzine "from DIS" (2025年)
2025年09月号
業務の複雑化や人手不足を背景に、企業では業務効率化や人的ミスの削減を目的とした自動化のニーズが高まっている。一方で、ツールの導入・運用には専門知識が求められ、内製化や移行作業に課題を抱える企業も少なくない。加えて、現場のITリテラシーや既存業務との整合性など、導入後の定着にも多くの壁がある。そうした課題を解決するのが、ASAHI Accounting Robot 研究所が提供する三つのサービスだ。
Power Platform活用を支援
ASAHI Accounting Robot研究所(以下、ロボ研)はRPA導入支援や開発者育成支援を行っている企業だ。同社が提供する主なサービスは三つある。
一つ目が「Power Platform導入支援」だ。このサービスは、企業が「Microsoft Power Platform」(以下、Power Platform)を自社で活用できるよう、内製化を支援することを目的としている。具体的には、勉強会の開催と運用・開発に関するサポートを行っている。
勉強会では、Power Platformの基本操作から応用までを段階的に学べるトレーニングを提供している。受講者は自身の業務プロセスやソリューションを実際に作成することを通じて、実践的な技術を習得可能だ。また、Power Platformの管理者向け研修も実施しており、環境の運用方法やユーザー権限の管理など、管理者に必要な知識の習得も支援している。
運用・開発サポートでは「Microsoft Teams」などを通じたチャットサポートを提供している。
問い合わせ回数に制限がないので、気軽に相談できるのが特長だ。回答は基本的に当日中に返されるため、業務の停止時間を最小限に抑えられる。またチャットでは伝えにくい複雑な相談の場合は、Web会議形式のアドバイザリー面談を通じて、より丁寧なサポートを受けることも可能だ。
二つ目が「RPA移行サービス」だ。本サービスは、既存のRPAツールから、マイクロソフトのデスクトップフロー「Microsoft Power Automate for desktop」への移行を支援する。通常RPAの移行は手作業で行われるため、時間やコストがかかるほか、作業漏れのリスクも伴う。ロボ研では、グローバルにRPA移行サービスを提供するカナダのBlueprintとパートナー契約を結んでいる。Blueprintの移行ツール「Blueprint」を活用することで、移行作業の効率化を実現している。
ロボ研 取締役 佐々木 伸明氏は、同社の強みについてこう語る。「当社には、マイクロソフト製品などに対する深い専門知識を待つ『Microsoft MVP』が多数在籍しています。さらに月1回の情報共有会やPower Platformに関する検証活動などを通じて、メンバーが技術的な知見を深めています。そのため、高品質な支援をお客さまに提供可能です」
多様な帳票の読み取りを実現
三つ目のサービスは、AI-OCRサービス「AISpect」だ。読み取り操作はドラッグ&ドロップで行えるため、利用者のITリテラシーを問わずに利用できる。活字認識率は99%と、高い文字認識精度を備えていることに加え、請求書や領収書といったさまざまな帳票をAIが認識し、指定のレイアウトで出力することが可能だ。また抽出したい項目をAIに指示することで、特定の情報を簡単に取り出すこともできる。さらにMicrosoft Power Automate for desktopとの連携にも対応しており、後続処理の自動化にも役立てられる。「AISpectはもともと自社利用のために開発したサービスであるため、お客さまからの要望を迅速に機能に反映できるフットワークの軽さも強みの一つです」と佐々木氏は、AISpectの強みについて話す。
最後に佐々木氏は、今後の展望について次のように述べた。「地方の企業や会計事務所との連携を強化し、中小企業のお客さまとの接点を増やしていきます。そうすることで、中小企業への導入支援に力を入れていきます」
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取締役
佐々木 伸明 氏
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