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PC-Webzine "from DIS" (2023年)

2023年01月号

PARTNER TOUR 複雑な自治体窓口に関する悩みを解決 手続き案内サービス「nicotto」

転出・転入・転居に伴う住所異動の届出、婚姻・出生に伴う戸籍の届出など、日々の暮らしの中で役所への手続きが必要となる場面は多い。市区町村における手続きの数は、およそ3,000~5,000にも及ぶと言われている。そのため、利用者は「何課の窓口に行けば良いのか」「手続きに必要な書類は何か」などが分からず、窓口の間違いや書類の不備が生じてしまう要因になっている。対応する職員の負担増加にもつながり、業務課題としても挙げられる。そうした窓口における課題を解決するのが、フューチャーインが2023年2月に提供予定の手続き案内サービス「nicotto」である。

情報を伝える手段として誕生

フューチャーインは、“新しい価値の創造にチャレンジ”を企業理念にソフトウェアおよびハードウェアのシステム開発からインフラの構築まで、ワンストップでサービスを提供する企業だ。民間企業向け、公営企業向け、教育現場向け、自治体向けなど、幅広くソリューションを展開し、さまざまな課題解決の支援を行っている。

そんな同社が、自治体に向けて2023年2月に提供を予定しているのが、手続き案内サービスの「nicotto」である。「当社は、自治体のホームページを更新・管理する自社開発パッケージソフト『TsuNaGo /つなごう』を保有し、全国80を超える自治体公式サイトを運用しています。自治体のホームページには、手続きや問い合わせ窓口についてなど、たくさんの情報が掲載されています。それ故に、利用者の中には、必要な情報をすぐに見つけ出せないといった悩みを抱える方もいます。必要な情報をもっと分かりやすく、簡単に伝える方法はないのか、と考えたことをきっかけに開発したのが、 nicottoです」とフューチャーイン 第二公共ソリューション本部 桐原充司氏は開発の経緯を語る。

手続き内容を分かりやすく案内

nicottoは、役所の手続きを行う利用者が、どのような手続きが必要になるのかを案内するサービスだ。どの窓口に向かえば良いのかといった手続きの場所、必要な持ち物などを役所に向かう前に確認できる。「nicottoは、高齢者から若者まで、誰でも簡単に分かりやすく操作できるように設計しています。PCやスマートフォンなどから、転出・転入・転居といったカテゴリーを選択し、質問に『はい/いいえ』で回答していくだけです。回答を終えると画面に必要な手続き内容が表示されます。利用者はその内容を基に、迷うことなく手続きが行えるようになります」とフューチャーイン 第二公共ソリューション本部 久野真音氏は説明する。

nicottoを導入することで、利用者に対するサービスの向上だけではなく、職員の窓口業務における負担軽減も期待できる。「自治体では、職員の人手不足によって業務負担が増えているといった声も多く上がっています。nicottoの提供によって、少しでも改善につながるお手伝いができるのではないかと考えています。また、自治体だけではなく、企業における社内手続きに関する対応などにも活用できるのはないかと考えており、nicottoのさまざまな可能性を感じています」と桐原氏は話す。

nicottoの今後の予定について久野氏は次のように説明する。「提供形態は、月額利用を予定しています。また、2023年2月から2024年3月末まで、トライアルキャンペーンとして、無料でご利用いただけます。まずは多くのお客さまに、nicottoの導入効果を体感していただきたいです」

  • 第二公共ソリューション本部
    第二営業部 営業1課 課長

    桐原 充司 氏
  • 第二公共ソリューション本部
    第二営業部 営業1課

    久野 真音 氏

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