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PC-Webzine "from DIS" (2022年)

2022年09月号

PARTNER TOUR 点検・保守の現場状況をリアルタイムで把握して管理業務を効率化「SmartBee」

設備の定期点検、機器の交換作業、建設工事といった作業者が現場に赴いて行う業務において、管理者やほかの作業者に向けた現場の情報共有は欠かせないものだ。作業者の作成した報告書が情報伝達の重要な役割を担っているが、「人によって報告内容のバラつき・記入漏れが生じる」ことや「報告書作成のため現場からオフィスに戻らなければならず、作業者の負担となっている」ことなどさまざまな課題を抱える企業は多い。それを解決するのが、京セラみらいエンビジョンの現場管理を支援するクラウドサービス「SmartBee」だ。

作業現場のニーズから誕生

2022年4月1日付でKCCSモバイルエンジニアリングから社名を変更した京セラみらいエンビジョン。「モバイルとICTを融合した最適化ソリューションを核に格差なく住み続けられるまちづくりに貢献するグローバルカンパニーを目指す」をビジョンに掲げており、社名には“格差なく住み続けられる未来を思い描き実現する”というビジョンに合わせた意味が込められている。「当社はデータプラットフォーム並びにネットワークソリューション事業を軸に『通信』『安全』『医療/介護』『教育』『交通/物流』『人口減少』『地域経済』の七つの分野にフォーカスしたソリューションを展開しています。『SmartBee』は安全・人口減少などに焦点を当てたソリューションです」と京セラみらいエンビジョン 営業統括部 ビジネスプラットフォーム営業部責任者の菅城信繁氏は話す。

SmartBeeは、点検・保守業務の現場管理や報告書作成といった業務の効率化を叶えるクラウドサービスだ。「開発の始まりは、基地局の点検業務を効率化したいというお客さまの依頼を受けたことです。作業者は現場で点検を行い、オフィスに戻ってからExcelで報告書を作成しており、管理者への提出に時間を要したり、提出後に記入ミスが発覚して修正のやりとりが必要になったりするといった問題を抱えていました。こうした現場管理や報告書作成に関する困りごとは基地局の点検業務だけではなく、設備の定期点検、機器の交換作業、建設工事などのさまざまな業務に当てはまります。それらの悩みに応えるのがSmartBeeです」と京セラみらいエンビジョン ネットワーク事業本部 ビジネスプラットフォーム事業部長の原口秀樹氏は説明する。

業務担当者の作業効率化に貢献

SmartBeeには「報告書作成」「ユーザ管理」「物件管理」「作業項目管理」「報告書確認・承認」「報告書出力」「画面項目管理」「進捗管理」「お知らせ」「ドキュメント管理」「ダッシュボード」といった管理者と作業者の業務を効率化する豊富な機能が搭載されている。「SmartBeeはWebシステムで実装しているため、PC・タブレット・スマートフォンの全てのデバイスで利用できます。報告書をオフィスではなく作業現場で記入してクラウドへアップロードすることが可能となり、作業者の負担軽減につながるでしょう。プロジェクトごとにあらかじめ作業内容や報告内容を設定することができるため、作業者による内容のバラつき・記入漏れなども防げます」(原口氏)

管理者は、報告書の管理や作業現場の進捗状況などを一括で把握できる。作業者が現場でアップロードした報告書をリアルタイムで確認することで、作業者が現場から離れる前に指示・指摘を行えるようになる。「今後も当社はSmartBeeの充実を図り、コミュニケーションを活性化させる『チャット』や撮影した写真に書き込みできる『ペイント』などの機能の追加を予定しています。SmartBeeはスモールスタートから導入できる製品です。1カ月間の無料トライアルもありますので、まずは多くのお客さまに導入効果を体感していただきたいです」(菅城氏)

  • ネットワーク事業本部
    ビジネスプラットフォーム事業部長

    原口 秀樹 氏
  • 営業統括部
    ビジネスプラットフォーム営業部責任者

    菅城 信繁 氏

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