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PC-Webzine "from DIS" (2022年)

2022年04月号

PARTNER TOUR 文書の電子化・ペーパーレス化を実現する電子署名システム「サインシェルジュ」

NCS&Aは、「コンピューターは社会に奉仕する」を経営理念に、1961年の創業以来、業務の効率化やCS向上を目的とした ITソリューションなどを提供してきたIT企業だ。現在は公共、金融、製造、流通、サービス業など、あらゆる業種のDXを促進するための製品を幅広く展開している。電子帳簿保存法が改正されたことで、これまで以上に文書の電子化・ペーパーレス化を促進したいという企業が増えているという。そこで今回は、文書の電子化・ペーパーレス化を実現できる電子署名システム「サインシェルジュ」を紹介する。

二つの改ざん防止機能を搭載

NCS&Aは、大阪と東京に本社を構え、社内のDXを促進するためのITソリューションを提供するIT企業だ。これまで、企業のさまざまな業務課題を解決してきた。中でも電子帳簿保存法が改正されたことで、これまで以上に社内の文書を電子化・ペーパーレス化したいという企業からの要望が増えてきているという。NCS&A ITサービス事業本部 営業統括部 統括部長藤原裕氏は「電子帳簿保存法が改正されたことで、文書の電子化・ペーパーレス化の実現は欠かせないものになっています。電子化・ペーパーレス化が進めば、文書の確認や押印のために出社する必要もなくなるため、テレワークの促進にもつながります」と話す。そこで同社は、文書の電子化・ペーパーレス化を実現する中小企業向けの電子署名システム「サインシェルジュ」の提供を4月から開始する。

サインシェルジュは、「認定タイムスタンプ付与」機能と「電子署名+ブロックチェーン管理」機能の二つの電子文書改ざん防止機能を搭載している点が大きな特長だ。

認定タイムスタンプ付与機能は、保存する文書に、証明できる「いつ」を電子的に記録し改ざんを防止できる機能だ。文書の信頼性を、時刻認定事業者によって発行される電子証明書が保証する。また、電子署名+ブロックチェーン管理機能は、保存する文書の電子署名を作成し、ブロックチェーンにひも付けて管理することで改ざんを防げる機能となる。「ファイル名に日付や取引内容、金額などを記載すれば、検索は容易になる一方で、ファイル名からの情報漏えいのリスクがあります。サインシェルジュは、ファイル名を変えるのではなく、キー情報を埋め込み検索できる機能があります。ファイルの改ざん防止だけでなく、データを利活用可能なシステムにしていくことができます」と話すのは、同社 ITサービス事業本部 プラットフォーム推進部 商品企画課 課長 大和田宏諭氏だ。

オンプレミスで保管費用削減

サインシェルジュは基盤として、オンプレミスを採用している点も特長だ。この点について大和田氏は「社内のネットワーク内でシステムの運用が完結するため、保存したデータが外部に流出する可能性が低くなります。外部のクラウド上で文書を保管する場合、毎月のデータ保管費用などがかかります。オンプレミスならこうしたコストを削減できるというメリットがあります。初期費用などのコストもできるだけ抑え、お客さまの環境に合わせた、基幹業務システムに負担をかけないサインシェルジュの導入を実現しています」と話す。

今後の販売戦略について藤原氏は「サインシェルジュはサブスクリプションではなく買い切りサービスとしています。長期間使用することを想定している製品であるため、長く使っていただくほどコストを抑えられ、そのメリットを実感できると思います。そうした点も踏まえて、展示会やセミナーを実施して積極的にサインシェルジュをアピールし、認知度向上、販路拡大を狙っていきます」と展望を語った。

  • ITサービス事業本部
    営業統括部
    統括部長

    藤原 裕 氏

  • ITサービス事業本部
    プラットフォーム推進部
    商品企画課 課長

    大和田 宏諭 氏

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