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PC-Webzine "from DIS" (2021年)

2021年11月号

PARTNER TOUR 福祉施設の支援記録をデジタル化する使いやすいクラウド型システム「SimpleCase」

1985年創業以来、時代の最先端技術をもってシステムコンサルティングからシステムの開発・運用・保守まで“顧客満足度” を重視したサービスを提供してきた岡山システムサービス。富士通のパートナー企業として、自治体の業務ソリューションを中心に、介護福祉や保育など業界に特化したソリューション開発を得意としている。その中でも同社が現在拡販に注力しているのが、介護福祉業界をターゲットとした自社開発システム「SimpleCase支援記録システム」だ。

支援記録の共有で質の高いケア

岡山システムサービスが独自に開発したクラウド型の支援記録システム「SimpleCase支援記録システム」(以下、SimpleCase)は、障害者(児)福祉施設や介護福祉施設向けの支援記録(ケース記録)システムだ。
「請求システムと連動した記録システムなどはありますが、請求業務をサポートしたシステムは、どうしてもコストが高くなりがちです。 SimpleCaseは、その名前の通り非常にシンプルに支援記録業務のみをサポートします。 PCに不慣れなスタッフでも簡単に使えて、即日運用できるシステムとして非常に需要が高く、介護福祉現場のデジタル化・効率化に寄与する商材です」と語るのは、岡山システムサービス ソリューションビジネス部 ソリューションビジネス課 課長 清田一誠氏。

SimpleCaseの最大の特長は、その操作性の高さにある。操作画面では入力項目を最小限にすることで、記録業務の負担を軽減した。また入力項目は自由入力で、利用者の多様な状況をしっかり記録できる。支援記録の画面には、個別支援計画が表示されており、常に目標と照らし合わせながら入力可能だ。利用者ごとの成長を意識しながら、視覚的な運用に対応する。また、利用者の様子をリアルタイムに情報共有することにも特化している。検索の絞り込み機能が充実しており、必要な情報を素早く取得できる。また帳票出力は蓄積された記録情報の振り返りに適しており、監査でも有効に活用できる。

SimpleCaseによる入力や情報参照は、タブレット端末から行えるため、現場で記録を確認しながら支援したり、即時に入力したりといった記録業務に対応できる。情報はクラウド上で一元的に管理され、引き継ぎ作業や申し送りの漏れがない点も魅力的だ。

  • 執行役員
    ソリューションビジネス部 部長
    阿河孝英氏

  • ソリューションビジネス部
    ソリューションビジネス課 課長
    清田一誠氏

保護者への連絡もアプリで完結

導入費用も初期費用0円、月額利用料1万5,000円(1サービスの利用料)と低コストで利用をスタートできる。ライセンスフリーのため、利用人数を意識せずに運用可能だ。またオプションとして連絡帳機能も用意しており、 SimpleCaseの支援記録からクリック一つで連絡帳を作成し、施設に通う子供の保護者などに対してその日の支援記録を伝達できる。

SimpleCaseの支援記録システムは、その使いやすさから障害者(児)福祉施設や介護福祉施設のほか、保育園にも導入が進んでいる。岡山県を中心に、愛知県や広島県にも普及が広がっており、展示会などへの出展により認知度向上を図り、将来的には全国の障害者福祉施設や介護福祉施設へと拡販を進めていきたい考えだ。

岡山システムサービス 執行役員 ソリューションビジネス部 部長 阿河孝英氏は「全国への展開を進めていく上で、施設に導入するPCやタブレットなどのハードウェアは非常に重要になります。ダイワボウ情報システム(DIS)さまとの連携をさらに強化していくことで、これらハードウェアを含めたトータルでの提案を、より迅速に行えるようにしていきたいですね」と今後の展望を語った。

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