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PC-Webzine "from DIS" (2021年)

2021年10月号

PARTNER TOUR 特定保健指導の事務作業負担を軽減する「WelNets 特定保健指導システム」

山口県周南市に本社を置くアイテックスは、もともとは岩井計算センターの徳山支店として1967年10月から営業をスタートし、富士通との強固なパートナーシップ締結のもと、50年以上の実績を有する歴史ある会社だ。そのアイテックスが山口を拠点に全国展開している自社パッケージ製品が、「WelNets特定保健指導システム」だ。

メタボ健診の指導を簡単に

アイテックスは山口県の地場の顧客に対して、PCやOA機器の販売や、システムの導入サポートなどを行い、ITを使ったシステムの効率化をトータルで提案している。顧客の業種は多種多様で、幅広い顧客に満足してもらえるサービス提案に注力している。中でも、医療・介護業界に対しては、病院の電子カルテシステムや介護事業者支援システムなど、業種ごとのニーズに応じたシステムの提案を行っている。

その中でも同社が現在病院に対しての販売に注力しているのが、特定保健指導の業務全般をサポートする「WelNets 特定保健指導システム」(以下、WelNets)だ。特定保健指導とは、2008年4月からスタートした40~74歳の公的医療保険加入者全員を対象に始まった特定健診(メタボリックシンドローム健診)において、健診の結果メタボリックシンドロームあるいは、その予備群と判定された指導対象者に対して行われるものだ。アイテックス 事業企画室 ビジネス推進部 高松 彩氏は「もともとは、取引のあった企業さまから『特定保健指導を始めたい』という要望があり、開発したのがWelNetsです。特定保健指導は全国で行われる制度のため、全国的に展開をしていこうと販売をスタートしました」と語る。

直感的UIで分かりやすく管理

(左)事業企画室 ビジネス推進部 高松 彩氏
(右)ビジネス推進部 山縣 浩志氏

WelNetsは特定保健指導におけるスケジュール調整や事務作業の負担を解消するため、簡単操作で直感的に指導状況が確認できるUIにこだわって開発されている。基本的な操作画面はスケジュール画面で、指導担当者や指導状況、内容をカレンダー上で確認できる。指導対象者の名前の色は指導担当者個人に設定される色で表示されるため、一目見て自身の指導対象者なのか判断しやすい。カレンダー表示されていることで、「どの日の何時にAさんと初回面接である」ことが把握しやすいのもメリットだ。

指導対象者の情報は、特定健診XMLデータまたはCSVデータを取り込むだけで登録できる。面談のスケジューリングは、初回面談日を設定することで、事前に登録したコースに併せて自動でスケジューリングされるため、指導の予約漏れを防げるのも魅力的だ。

また、特定保健指導が完了した後の、報告用XMLファイルや請求書の出力も、WelNetsであれば対象者を選択して、ボタンをクリックするだけでデータを作成できる。特にこの報告用XMLファイルや請求書作成は、WelNetsを導入していない場合手入力で行う必要があり、時間も手間もかかる作業だった。「WelNetsを導入したことで報告用XMLファイルや請求書作成の時間がほぼゼロになり、残業時間の削減につながったとお客さまからは好評です」とアイテックス ビジネス推進部 山縣浩志氏。

現在、サポートを通して蓄積した顧客からの意見をもとに、新バージョンも開発中だ。導入先は病院が8割だが、自社で保健師を雇用している企業などにも2割程度導入されており、「WelNetsは導入する施設の種類や業種を問いませんので、全国のさまざまな企業と関わのあるダイワボウ情報システム(DIS)さまを通して、意外なところから商談発展ができるとうれしいですね」と山縣氏は語った。

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