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PC-Webzine "from DIS" (2021年)

2021年09月号

PARTNER TOUR 貸館管理業務の効率化と顧客満足度を向上させる「Rakukaru」

1983年の創業から現在まで、基幹システムや業務効率を改善するサポートシステム、データベースシステムなどの幅広いシステム開発を行ってきたリードコナン。同社が提供するシステムの一つがオンライン施設予約システムの「Rakukaru」である。施設運営を行う事業者の貸館管理業務の効率化を支援する製品だ。

顧客の悩みに寄り添う製品開発

(左)盛岡開発部 堀井 凌氏
(右)営業本部長 金田 真樹氏

リードコナンは岩手県を中心にソフトウェアの開発、構築、保守サービス、OA機器の販売などを手掛けている企業だ。「全てはお客さまのために、お客さまの『困った』を解決する」をモットーに顧客の悩みに寄り添うサービス提供を行っている。オンライン施設予約システムの「Rakukaru」も顧客からの要望を基に開発した製品の一つである。「Excelや紙台帳を使用して施設の予約管理を行うケースが多いのですが、空き状況が分かりづらく、管理しづらいという問題がありました。実際にExcelや紙台帳で運用していたお客さまから、『予約の登録から帳票出力、利用料の請求まで一気通貫でできないか』という問い合わせを受けてRakukaruの開発に至りました」とリードコナン 営業本部長 金田真樹氏は開発背景を話す。

リードコナンがRakukaruの提供を開始したのは、10年前の2010年ごろからで、すでに多くの競合から施設予約システムが提供されていた。「施設予約システムというと1,000万円規模の製品が多く、中小の事業者さまにとってはコストの負担から導入に二の足を踏むケースが多いようです。Rakukaruは、施設予約システムとしては後発となりますが、コスト面の負担を減らし、お客さまの使い勝手に合わせた独自のカスタマイズを用意するなど、中小の事業者さまにも導入しやすい製品となっています」(金田氏)

Webで“ラク”に施設管理

Rakukaruは、施設の予約や管理、帳票出力、利用料の請求まで全てWebで行える。「Webから“ラク”に予約、“カル”がる管理」というネーミングの通り、施設の利用者は予約しやすく、事業者は管理しやすいというのが魅力だ。PC、帳票などを出力するためのプリンター、インターネット環境があれば導入できる。「Rakukaruを導入することで、Webで簡単に空き状況の把握や予約が可能になります。Excelや紙台帳で運用している施設は、電話や対面窓口で予約の受付や対応を行っているケースがほとんどです。利用者から問い合わせを受けて、予約表と照らし合わせて検討してといった作業が発生していましたが、Webで管理することで、電話対応や予約調整などの負担を減らせます」とリードコナン 盛岡開発部 堀井凌氏はアピールする。

予約手続きに必要な帳票の作成もRakukaruなら容易に可能だ。管理画面から契約情報などが入力されたExcel形式の帳票をダウンロードできる。内容に変更が生じた場合などでもExcelで修正でき、手書きで作成した帳票と比べて対応しやすい。「中小の事業者さまですと、システムに不慣れな方も多く在籍しているようなケースも見受けられます。Rakukaruはそうしたお客さまでも活用しやすいよう誰でも利用したことのあるExcel形式で帳票出力ができるのが特長です」(堀井氏)

顧客の要望に対して、システムのカスタマイズができることもRakukaruの魅力だ。例えば、個人利用と団体利用の予約区分を分けたり、料金体系の異なる複数施設の運用を一つの管理画面で行えるようにしたりするなどのカスタマイズに柔軟に対応する。「文化施設や体育施設などで導入する場合が多いですが、コロナ禍を機にオフィスでの会議室の予約に使いたいといった需要も高まっています。窓口対面で施設予約の受付を行っていた事業者さまも、感染防止対策として非接触が求められたことで現状の運用を変えるきっかけになっているようです」と堀井氏。

最後に、金田氏は「Rakukaruを含め、今後もお客さまの悩みをITによって改善させるということを目標に、さまざまな製品展開やサポートを行っていきます。ダイワボウ情報システムさまとともにパートナーシップを組んでビジネスを発展させていきたいと考えています」と展望を語った。

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