PC-Webzine "from DIS" (2020年)
2020年04月号
株式会社南日本情報処理センター
鹿児島市に本拠を置く南日本情報処理センターは地域に根付いた事業を展開しており、官公庁・公共団体をはじめ医療機関・介護事業所、そして食肉畜産、漁業など専門的なソリューションを得意とする企業だ。創立50周年を迎える同社は「Smile Creation」をスローガンに「ICTを通して笑顔の創造」を目指して、地域の社会やビジネスの発展に貢献する幅広いソリューションの提供にも力を入れている。その一つがここで紹介するセキュリティ対策総合管理ソリューション「SecureSeed Plus」だ。
テレワークや勤怠管理にも活用できる
「SecureSeed Plus」はPC資産管理ツールの先駆けとして2001年に発売された。その後、情報漏えい対策や不正利用の抑止といったセキュリティ対策に向けた機能を搭載するなど、進化を続けてきた。現在では働き方改革やテレワークの実施にも活用できるほか、無断残業の抑止など勤怠管理にもSecureSeedPlusが有効活用できる。
岡村氏は「2019年4月に施行された働き方改革関連法は長時間労働の是正と柔軟な働き方の実現に主軸が置かれています。これらを実現する際の課題をSecureSeed Plusで対策することができます」とアピールする。
その課題としては「従業員の労働時間の把握」や「PCの業務外利用の把握」、「テレワークで持ち出しているPCの状況や状態の把握」などが挙げられる。
SecureSeed PlusではPC稼働時間の記録から労働時間が把握できるほか、業務以外やルール違反のPC利用の把握、有事の際に追跡できる証跡の保存、USBメモリーなどの利用制限による情報漏えいの抑止などの対策を講じることができる。
誰でも使いこなせる機能と操作環境
SecureSeed PlusはIT資産管理ツールおよび情報漏えい対策、セキュリティ対策に必要かつ有効な機能が過不足なく提供されているが、これらの機能が誰でも使いこなせることが最大の特長だ。
平田氏は「IT資産管理ツールは機能が多すぎて使いこなせないというお客さまの声に応えて2014年に改めてゼロから開発し、従来の約半分の機能に削って誰もが使いこなせるツールに生まれ変わったのが現在のSecureSeed Plusです」と説明する。
さらに田中氏は「クラウド版は管理サーバーが不要で低コストで導入でき、システム構築も不要で操作が簡単なためすぐに利用できるメリットがあります。複数拠点のIT資産やセキュリティもVPNが不要でインターネットから一元管理できます」と強調する。
クラウド版は随時機能が追加、強化されることも魅力だ。例えば無断で残業した場合、警告を表示するとともに強制的にPCをシャットダウンする機能をつい最近追加した。今後はユーザーの操作ログをAIで分析してRPAの導入に生かすなど、効率化や生産性向上につながる新しいサービスの提供にも取り組んでいく。
-
ソリューション本部
部長 岡村 耕矢氏 -
ソリューション本部
課長 平田 賢志氏 -
ソリューション本部
エキスパート 田中 裕和氏
月刊ITビジネス情報誌「PC-Webzine」では、DISグループの最新情報を「fromDIS」というコーナーで掲載しています。こちらのページでは「fromDIS」に掲載されたトップニュースなどを一部ご紹介しています。
また、「PC-Webzine Degital Book」では、本誌掲載記事を電子bookでご覧いただけます。合わせてご覧ください。