PC-Webzine "from DIS" (2018年以前)
2018年08月号
どのようにして動きを封じ込めるのですか。
起動前制御と起動後制御の2段階で行います。まず起動前制御ではユーザースペース(マイドキュメントやデスクトップなどWindowsログインユーザーごとの個別データ格納領域)でのアプリケーションの実行を制御します。このユーザースペースプロテクションによって、不正行為をプロセスレベルで未然に防止し実行時に遮断します。起動後制御においては、ハイリスクなアプリケーションを独自のアイソレーション・テクノロジーによって保護・監視対象下に置きます。そしてアプリケーションのプロセスの動作範囲を限定して通常のアプリケーション動作は可能にしながらポリシー違反の動作を完全遮断します。ガードする対象は、レジストリ、メモリ、システムスペース、プライベートフォルダなどです。
必要なアプリケーションまで封じ込められる心配はないのですか。
一般的なビジネスアプリケーションではまず問題はありませんが、ユーザーによってはログをシステムスペースに書き出すなどルール外の操作を行うアプリケーションを利用されているケースもあります。そこで弊社では「AppGuard®」の導入に関する作業プロセスとして、端末情報収集、PC状況評価、ポリシー設計、試験運用、システム調整という5段階のサービスを実施します。これによって、ルール外の動作を行うアプリケーションの稼働を許可するなど、ポリシーのチューニングを行います。「AppGuard®」は既存のアンチウイルスソフトのようにネットで購入してすぐに使えるものではなく、あくまでエンタープライズを対象とした製品です。これまでNSA(米国国家安全保障局)、CIA、米軍、米国政府機関などを主力ユーザーとして、18年間にわたり未だ破られたことのないセキュリティ製品として知られています。
価格を教えて下さい。
1ライセンスあたりの1年間の価格はライセンス数に応じて変化しますが、端末数にして500台~1000台のユーザー様を想定すると、標準価格は1ライセンス9,000円で、初期導入費用およびクラウド管理料が別途必要です。「AppGuard®」はエンドポイントセキュリティを対象とした製品ですが、サーバーセキュリティを対象とした「ServerGuard for Windows」を現在共同開発中で、年内にも完成する計画です。「AppGuard®」モジュールを活用したWindowsサーバー向けセキュリティ・システムとして、超軽量なエンジンによる高速処理によって、サーバー性能に影響を及ぼすことなくサイバー攻撃を遮断します。さらに、Linuxサーバーを対象とした「ServerGuard for Linux」についても来年6月末のリリースに向けて開発を進めています。御期待下さい。
株式会社シー・エル・シー
https://www.clc.co.jp/
設 立 | : | 1980年4月 |
本 社 | : | 東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ門ビル |
代 表 | : | 生田 優二 |
資 本 金 | : | 1億円 |
社 員 数 | : | 33名 |
持株会社 | : | PCIホールディングス株式会社(出資比率100%) |
グループ企業 | : | PCIソリューションズ、PCIアイオス、シスウェーブ、りーふねっと、Safer Connected World |
事業内容 | : | ITインフラストラクチャ関連製品販売、各種ユーティリティソフトウェア販売、プロフェッショナルサービスの提供、保守サービスの提供、IT技術支援サービスの提供 |
お問い合わせは ダイワボウ情報システム株式会社 西東京第1支店 TEL:03-5321-7558 まで