PC-Webzine "from DIS" (2024年)

コロナ禍を経て、働く場所を選ばないハイブリッドワークや、オフィスの座席を固定しないフリーアドレスといった働き方が浸透した。しかしそうした働き方は、社員がどこで何をしているかすぐに分からず、在籍確認のたびに仕事が止まってしまうことがある。散在する社員の予定を把握するためにホワイトボードを設置しても、自席からホワイトボードが見えない社員がいたり、ホワイトボードの予定を更新しない社員がいたりして、電話先の相手へ即座に在籍状況を返答できないケースも発生する。そうした課題を解決するのが、三谷商事が提供する行動予定確認アプリ「みてリンク」だ。

三谷商事は、幅広い業種の企業に向けた自社開発ソフトウェアの営業支援・受注開発・納品・保守まで一気通貫で対応する企業だ。

そんな同社が提供する製品の一つに、行動予定確認アプリ「みてリンク」がある。みてリンクは、「全ての人がここを見れば困らない」というコンセプトの下、社内のホワイトボードに書かれている各社員の在籍状況や、計画停電の連絡をはじめとした社員への業務案内などの情報を集約可能なアプリケーションだ。

みてリンクの特長について、三谷商事 情報システム事業部 システム部 民需システム課 久保田龍一郎氏は次のように話す。「特長は三つあります。一つ目は、ステータスを2段階で表示可能なことです。出社や在宅勤務といった1日に何度も変化しない働き方のステータスと、在籍中や会議中などの1日の内に変動する行動予定のステータスを組み合わせて、自分のスケジュールを表示できます。二つ目が、分かりやすいUIです。社員全員のステータスはリスト形式の一つの画面で確認可能です。そして各ステータスは、任意に設定できる色とアイコンを組み合わせた状態で表示されます。そのため、誰が・どこで・何をしているのか一目で分かります。さらに、拠点や部署などでグループ分けを行った上で、グループを一覧表示できる『マイグループ』の機能を備えています。三つ目が、ステータスを入力しやすい操作性です。画面に表示されている各ステータスのボタンをワンクリックするだけで、自分のステータスを変更できます。加えて、ワンクリックで過去に登録したステータスへ変更可能な『簡易ステータス変更』機能を備えています。本製品はWebブラウザー対応のため、外出先からもスマートフォンでステータスの入力・変更が可能です」

みてリンクは業種を問わずに導入できると、同社 情報システム事業部 システム部 民需システム課 北野泰楽氏は語る。「ステータスの表示内容を任意に変更可能なため、例えば日勤・夜勤といったステータスを作成すれば、二交代制の職場でもみてリンクを活用できます。また、みてリンクはログイン・ログアウト・ステータス変更の操作ログを出力する機能を備えています。操作履歴のデータ出力を行うことで、日報・作業報告書作成や、日々の業務内容の分析、勤怠管理にも活用可能です。顧客の業務形態に合わせて使える機能を備えているので、業種の垣根なしにみてリンクを導入できます」

最後に今後の展望について、同社 情報システム事業部 システム部 部長 渡邉伊保氏は「メールやチャット、社内通達や連絡事項など社内にはさまざまな情報が散在しています。みてリンクの機能を拡張することで、社内の全ての情報を一元管理できるようにしていきます」と語った。