PC-Webzine "from DIS" (2024年)
2024年06月号
運送業の基幹業務では、アナログとデジタルが混在して情報が一元管理されていないことや、業務が属人化してしまっていることをはじめとしたさまざまな課題を抱えている。さらに、高齢化などを背景としたトラック運転手の人材不足の深刻化や、時間外労働の上限規制を理由に、効率的に荷物の配送を行ったり、トラック運転手の労働時間を適切に管理したりすることが必須となっている。これらの課題を解決するのが、オーユーシステムが提供する運送業向けクラウド型基幹システム「車楽クラウド」だ。
時間や場所を選ばず業務を遂行
オーユーシステムは中国・四国地方を中心に、自社開発の製造業・建設業・物流向け製品やサービスを提供している企業だ。そんな同社が提供する製品の一つに、運送業向けクラウド型基幹システム「車楽クラウド」がある。車楽クラウドは、売上、請求・売掛、精算・買掛、経費といった企業財務会計や、運転手の労働時間・実績、車両などを管理するクラウド型基幹システムだ。オプションとして、配車管理やスマホ/タブレットとの連携機能も備えている。
車楽クラウドの優位性について、オーユーシステムAP事業部 AP1営業部 部長 軒原哲也氏は次のように話す。「優位性は三つあります。一つ目はクラウド対応です。インターネット環境があれば、WebブラウザーにURLを入力するだけで時間や場所を選ばずに利用できます。そのため、各営業所間における社内業務データの共有やテレワークの推進につなげられます。二つ目は、機能の柔軟なカスタマイズが行えることです。お客さまの運用に合わせたカスタマイズを行うことで、お客さまは従来の運用体制を大きく変える必要なく、車楽クラウドを導入できます。三つ目は多様なプランです。請求や精算業務といった一部の機能だけを利用可能なプラン『Basic』、Basicに加えてトラックの運転手や車両の管理もできるプラン『Standard』、 Standardに加えて配車管理やスマホ/タブレットとの連携も可能なプラン『Premium』の3種類を用意しています。お客さまは自社の運用体制に必要な機能を提供するプランを選ぶことで、リーズナブルにシステムを導入できます」
ITリテラシーを問わずに導入
車楽クラウドは中小企業から大企業まで、さまざまな企業に導入実績がある。企業規模を問わず導入されている理由について、同社 AP事業部 AP1サポート部 部長 西本真也氏はこう話す。「理由は二つあります。一つ目は、入力内容の逐次チェックです。登録を完了する時に入力内容に不備がある旨のエラーを表示させるのではなく、それぞれの項目を入力している途中に、入力内容に不備がある旨のエラーを表示させます。システムが入力内容の逐次チェックを行うことで、ユーザーは入力内容が合っているのか間違っているのか不安を感じることがありません。二つ目は、手厚いサポート体制です。当社では運送業のノウハウを有する専属のインストラクターを抱えています。何か不明点があれば、インストラクターがすぐに疑問点を理解し、プラスアルファの回答をしてくれます」
最後に今後の展望について、同社 AP事業部 AP1営業部 リーダー 鈴木健志氏は「今は中国・四国地方での導入が中心ですが、知名度を向上させ、関東地方でも導入を増やします。車楽クラウドを日本一の運送業向け基幹システムにしていきたいですね」と語った。
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AP事業部
AP1営業部
部長
軒原 哲也 氏 -
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AP事業部
AP1サポート部
部長
西本 真也 氏 -
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AP事業部
AP1営業部
リーダー
鈴木 健志 氏
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