PC-Webzine "from DIS" (2022年)

年々巧妙化するサイバー攻撃への対策、社内システムやネットワーク環境の管理、ヘルプデスク対応など企業の情報システム部門が担う業務は多岐にわたる。自社内に大規模な情報システム部門を構える企業が存在する一方で、専任のIT担当者がいない、あるいは「ひとり情シス」といった体制で運用している企業も少なくない。そうした課題を解決するのがハイテックシステムの「TSOC」（Total Security Operation Center）と「TNOC」（Total Network Operation Center）だ。

「世の中のために」「お客さまのために」「仲間のために」「家族のために」「自分のために」世の中に貢献できる人“財”を育て、その技術や製品を通して社会に貢献する企業を目指すハイテックシステム。「サイバーセキュリティ・ネットワーク事業／クラウド・メディアコンテンツ事業／デジタルインフォメーション事業／保守サポート事業を柱に、サーバーやネットワークの構築・監視・運用・保守、ヘルプデスク、駆け付け対応まで一貫して行えるのが当社の強みです」とハイテックシステム 野口貴行氏は話す。

そんな同社の主力サービスの一つとして、サイバーセキュリティ・ネットワーク事業で展開するのが、SOC（セキュリティオペレーションセンター）サービス「TSOC」とNOC（ネットワークオペレーションセンター）サービス「TNOC」である。「サイバー攻撃対策、サーバーやネットワーク環境の構築から運用・保守まで、情報システム部門が担う業務は多岐にわたります。そうした業務に対し、ひとり情シスなど十分な体制が整っておらず、従業員の業務に負担がかかっているといった課題を抱える中小企業さまが少なくありません。SOCやNOCを自社で保有したり、アウトソーシングしたりする手段もありますが、コスト面でのハードルが高いようです。そうした企業さまに対して、サイバーセキュリティにはTSOCサービス、社内ネットワーク運用にはTNOCサービスを低コストでありながら充実したサポート内容で提供します」（野口氏）

TSOCは、自社データセンターで稼働する分析システムを用いて、24時間365日顧客環境にあるUTM（Unified Threat Management）機器のログ監視を行い、専門スタッフが契約プランに応じてサイバー攻撃の検出や詳細分析、攻撃検知後のコンサルティングなどを担うサービスだ。UTM機器を導入していない企業に対しては、機器の導入からサポートを行う「TSOCセキュリティパッケージ」を用意している。「自社内に独自のSOCを開設しており、専門知識を有するスタッフが対応にあたります。脅威を検出した際には、通知だけで終わらせず、原因究明から解決までしっかりとサポートします。さらに、1カ月間のログ情報を4～50ページにわたって詳細にまとめた『セキュリティ分析レポート』を発行しています。社内のインシデント報告だけではなく、過去の情報を基にした脅威対策や自社のセキュリティ対策の状況把握などにも役立てられる充実した内容となっています」とハイテックシステム 鈴木悠太氏は魅力を話す。今後は、エンドポイントの監視などにも力を入れていく予定だという。

TNOCは、2021年に提供を開始した社内ネットワーク機器の監視、運用、ヘルプデスクなどを行うサービスだ。「当社では、従来から官公庁に向けてネットワーク機器の管理やヘルプデスク対応を行っており、技術や経験を培ってきました。昨今、民間企業からもそうした対応を求める声が増えたことを受け、TNOCの提供に至りました。TSOCと同様、豊富な技術や経験を有するスタッフがお客さまをサポートします」とハイテックシステム 髙橋佑希氏は意気込む。
今後も同社では、セミナーや見学会などを通してTSOCとTNOCの魅力を伝えながら、企業の課題を解決へと導いていく。