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DISグループの最新情報 from DIS
DIS本部長座談会 -2015年6月号-
「サービス&サポート」を充実し成熟市場で“複合化”
戦略を推進する。
 
IT業界は、Windows XPサポート終了によるリプレースや消費増税の特需などで大活況を呈した前々期の反動を受けて前期は一転して厳しい状況が続きました。このような環境の中、ダイワボウ情報システム(DIS)は平成27年3月期決算において、売上、利益ともに期初目標を達成しました。今年4月1日付でそれぞれ新たな所管部署に就いた4人の営業本部長は、今後のさらなる飛躍に向けた成長戦略を次のように語っています。
 
大きな変革期迎えたIT市場
 
安永専務(以下敬称略)IT業界が大きな変革期を迎えていることは周知の通りですが、その中で変わるもの、変わらないものとをしっかり見極めながら意欲を持って、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

私達がディストリビューターであり続けることを変えるつもりはありませんし、変えるべきではないと思います。しかしながら、産業は進化につれて複合化の道を辿ります。市場が成熟するに従って複合化が進むことは歴史が証明しています。そこで当社にとっての複合化とは何かを考えると、それは、既存のB2B2Bシステムをさらに進化させることはもちろん、今まで以上に販売店様やメーカー様とのインターオペラビリティ(相互運用性)にこだわって付加価値をさらに高める先進的なサプライチェーンを確立し、弊社販売チャネル全体の販売技術の高度化を目指すことだと思っております。これに向けた準備としてグループ会社全体で、男女、営業・管理部門など部署を問わず、国家資格であるITパスポートの取得を目指し、すでに全社員の98%で取得を完了しました。この輪を販売店様にも広げながら、ともに学んでいきたいと思っています。このビジネスモデルを推進することによって、日本が世界一のIT先進国となるために少しでも役に立ちたいと願っております。いずれにしましても、昨今の劇的なパラダイムシフトの真っただ中にあって、DISグループの本当の力が試されているのは間違いありません。

松本取締役(以下敬称略)市場の変革期を迎え、非常に難しいドライビングを行う時期に来たと感じています。まず、伸ばさなければならない商品や伸びしろの大きな商品と、ある程度成熟した商品との切り分けを行い、大きく伸張する可能性のある分野に人と金を集中することで、その分野を大きく伸ばしていくというのが戦略の軸となります。モバイル事業を中心にビジネスの拡がりを意識した販売推進を行っていきたいと思っています。

大内取締役(以下敬称略)4月から東日本のコーポレート事業、コンシューマ事業、モバイル・サービス事業を担当します。コーポレート事業においては、流通機能を向上しながらディストリビューターとしての役割である質と量をいかに向上させていくかが大きなテーマです。コンシューマ事業に関しては、私達がお客様に対して「DISならではのビジネスとは何か?」を考えながら原点に返って戦略を練り展開して参りたいと思います。またモバイル・サービス事業は、新規ビジネスになりうるお客様が多く、現状の強みである営業シーンに更なる武器を備えて頂けるようサポートサービスを行って参りたいと思っております。

豊田取締役(以下敬称略)私は西日本のコーポレート事業を担当することになりました。東と違って西の市場はある程度平均化しているように言われますが、地域ごとの個性は大きいと思います。地域に密着し、地域の個性に沿ったビジネスが私達の進む道と考えています。
 
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