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DIS School Innovation Project 教育長インタビュー
石川県 内灘町
-2015年4月号-
子どもたちが自ら課題を見つけ、考え、
表現する力を身につけるために
―ICT活用の可能性と展望―
総務省の「フューチャースクール推進事業」や「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」 により情報教育を進めてきた内灘町。久下 恭功教育長にICTを活用した教育への取組みと成果についてお話をうかがいました。
石川県内灘町教育委員会
教育長 
久下 恭功 氏

昭和26年生まれ。昭和49年から県立高校の教諭、平成16年は県教育委員会スポーツ健康課課参事、平成19年から県立高校の教頭・校長を歴任。平成24年から石川県教育センター准教授、平成25年3月から現職。
内灘町DATA
  【都道府県】石川県
  【郡】河北郡
  【人口/世帯数】26,990名/10,492世帯(平成26年12月1日時点)
  【小中学校数】小学校5、中学校1
  【児童・生徒数】児童1,558名、生徒869名
  【備考】西に日本海、東に河北潟を擁し、白山・立山連峰を望む光溢れる砂丘の町。
 
手探りの実践からスタートしたICT活用
―内灘町が『特色ある授業づくり』の一つとして進めているICTの活用について、これまでの取組みをお聞かせください。
平成26年度の町教育基本方針において「夢や目標に向かって主体的に学び、生命を尊重し、たくましく生きる児童生徒の育成」を掲げ、学校教育重点事業の柱の4項目「特色ある授業づくり」の一つとして「ICT利活用教育の推進」を進めています。これからのグローバル時代を生き抜く子どもたちの育成にICTの利活用は不可欠であると考えています。

平成22年、町内にある小学校5校のうち2校が総務省の「フューチャースクール推進事業」と「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」の実証校として採択されたことをきっかけに、内灘町の情報教育への取組みがスタートしました。

フューチャースクール推進事業では、町内でもっとも規模の大きい大根布(おおねぶ)小学校の1年生から6年生の児童全員598名に一人一台のタブレットPCが、また全クラスに電子黒板が整備され、3カ年の実証研究に取り組みました。またICT絆プロジェクトでは、清湖(せいこ)小学校において4年生から6年生を対象に158台のタブレットPCと電子黒板を整備し、4カ年にわたり教育現場におけるICTの利活用に取り組んできました。取組みの当初はICT利活用に対する経験はもちろん知識もなく、リーダーとなる教員による手探りの実践から、いくつかのICT活用の効果を見出していきました。
 
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