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from DIS
月刊ITビジネス情報誌PC-WebzineからDIS関連情報をお届けしています。
 
-2014年9月号-
過去最大となる126社が最新ITソリューションを出展!
次世代の暖簾をくぐり最新のITを巡る
『DISわぁるどinおおいた 別府』 会場レポート
 
2006年開催の北海道から数えて今回で16回目となる「DISわぁるど」が、7月16日と17日の2日間、大分県別府市で開催された。 会場となったB-CON PLAZA(別府国際コンベンションセンター)には、DISわぁるど過去最高となる126社が出展し、会期中1,483名もの来場者で賑わった。
 
Windows XP需要後の新たな商機を獲得する
最新ソリューションが一堂に会した
「DISわぁるどinおおいた 別府」は“次世代の暖簾をくぐり最新IT巡り”をスローガンに掲げ、Windows XP需要がひと段落した後のIT投資の関心分野を見極めエンドユーザーに需要喚起を促すとともに、販売店に地域性を考慮した具体的なソリューション提案を支援することを目的に、自治体、文教、医療、そして民需の各分野における最新ソリューションを紹介した。

会場では、来年7月にサポートが終了するWindows 2003 Serverのリプレースに向けたソリューションのコーナーをはじめ、Windows 2003 Serverリプレースはもちろんのこと、業務の効率化やコスト削減にも有効な提案ができる「クラウドソリューション」などのコーナーが用意された。

このほか市場で需要の高いタブレットなどのスマートデバイスや、仮想デスクトップやSaaSサービスなどのクラウドサービスを活用し、ワークスタイルの変革を提案する「フレキシブルワークスタイルソリューション」、ネットワークユーザーの増加に対応し、快適な利用環境を提供するための「高負荷インフラを支える高機能ネットワークソリューション」、あらゆる分野で課題となっているセキュリティ強化に応える「セキュリティソリューション」、“学びの質の向上”に応える最新ソリューションを紹介する「最先端教育ICTを実現する教育ソリューション」、そして「医療・産業機器ソリューション」、「インタラクティブサイネージソリューション」など、エンドユーザーの業務や利用環境の改善、販売店のビジネスチャンスにつながる最新のソリューションが披露された。
 
展示会場では「DISわぁるど」史上最大となる126社の最新ソリューションが紹介された。
 
基調講演のテーマは、セキュリティとPC市場
「PCは終わった」は事実とは異なる誤解
講演会場にもたくさんの来場者が詰めかけた。基調講演ではトレンドマイクロ株式会社 取締役副社長 大三川彰彦氏が、高度化する情報活用に伴って情報リスクが高まっており、ソフトウェアの弱点だけではなくユーザーである「人」の弱点も狙われていることを指摘した。

インテル株式会社 取締役副社長 宗像義恵氏は、これまで何度も「PCの時代は終わった」と言われてきたがPCの出荷台数は増加を続けており、今後はPC以外のあらゆるデバイスがネットワークにつながる「IoT/IoE」が普及することでビジネスチャンスが広がると講演。

さらにインテルの微細化(プロセス)技術が進化を続けており、インテルCPUは性能を向上させながら消費電力を減少させており、最新のインテルCPUを搭載したPCこそが最もコストパフォーマンスの高い選択であるとアピールした。
 
来場者の関心が高いテーマを取り上げた講演が開催され、
講演会場も常に大盛況だった。
 
学校でのタブレット端末活用の効果とは
来場者の関心の高いテーマで大盛況
「タブレット端末の活用による協働的な学びとは」をテーマにパネルディスカッションも開催された。教育の情報化において数々のプロジェクトに携わっている放送大学 教育支援センター 教授 中川一史氏をコーディネータに迎え、金沢星稜大学 教授 佐藤幸江氏、大分県教育委員会 指導主事 土井敏裕氏、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所 副所長 渡辺律子氏、インテル株式会社 Intel Education Japan、教育推進事業担当部長 竹元賢治氏らが参加した。

文部科学省が掲げている「教育の情報化ビジョン」では、「21世紀を生きる子どもたちに求められる力」を育むことを目的として、初等教育の段階からタブレット端末を活用した協働的な学びが求められており、先進導入校におけるタブレット端末の活用実践事例を交えながら、協働学習におけるICTの活用効果や課題について意見が交わされた。

このほか「ITビジネスセミナー」では、Windows 2003 Serverのサポート終了対策や、Windows 2003 Serverリプレース時における選択肢としてレッドハットを用いたクラウドソリューションの提案、携帯電話のSIMロック解除義務化に向けたSIMフリー端末(スマートフォンや小型タブレット)のビジネスチャンス、教育ICT市場におけるビジネスチャンスの可能性などについて講演が行われた。

用意された座席が埋め尽くされ、立ち見の講演もあるほど、来場者の関心の高い内容ばかりだった。
 
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-2014年9月号-
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〜佐賀県 白石町編〜
西日本営業所 開設セミナーを開催
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「ピッケのつくるプレゼンテーション」