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DIS School Innovation Project 教育長インタビュー
秋田県 大潟村編
-2014年11月号-
「教員の授業力の高さ」と「ICT活用」の融合により、「社会を生き抜くたくましさ」を強化する
全国学力テストで常にトップを走り続ける秋田県において、立村50周年を迎える 大潟村の教育長に、基礎学力とICT活用の融合による教育への取り組みとその成果についてお話をうかがいました。
教育長 北林 强 氏 秋田県大潟村教育委員会
教育長 
北林 强 氏

昭和24年生まれ 北秋田市出身
東京農業大学卒業後、秋田県内の高等学校教諭高校教育課指導主事、県立博物館副館長、鷹巣林高等学校長、金足農業高等学校長で退職  総合教育センター教育専門監、秋田県立大学非常勤講師を経て、2013年より現職
 
大潟村DATA
  【都道府県】秋田県
  【郡】南秋田郡(隣接する自治体:男鹿市、八郎潟町)
  【人口/世帯数】3,276名/1,089世帯(平成26年8月1日現在)
  【小中学校数】小学校1、中学校1
  【児童・生徒数】児童191名、生徒105名
  【備考】琵琶湖に次ぐ、わが国第二の大きさを誇る湖であった八郎潟が、昭和32年に戦後の食糧難を克服する目的から、「国営八郎潟干拓事業」として干拓工事が始まり、昭和39年に干陸された。爾来50年、日本農業のモデル農村として歩み続け、今年、立村50周年の大きな節目の年を迎えた。
海抜ゼロメートル以下の緑輝く美しい大地と真っ直ぐ続く長い道、空の色、田圃の色、自然の息吹に包まれた異国を思わせる村の景観は、訪れる人々を魅了する。
 
21世紀のグローバル社会を先取りする大潟村
―大潟村ならではの子どもたちの育成環境について、特徴をお聞かせください。
「国営八郎潟干拓事業」により昭和32年から干拓工事がはじまり干陸され、今年立村50周年を迎えた大潟村。干拓事業モデル農村として、全国各地からの入植者により形成されたパイオニア精神溢れる地域で、子どもたちはそんな祖父母や親の姿を見て育っています。全国の多様な文化が集う背景から、入植後2〜3世代目となる今の親も子どもたちも標準語を話します。また、世界各地からモデル農村事業の視察団の訪問が多く、地域に世界の共通語としての英語を話す人材も多く、子どもたちがグローバル社会を身近に感じる環境があります。

このことから大潟村は、時代を拓くチャレンジ精神、多様な文化の共存やコミュニケーションのための語学の必要性など、21世紀のグローバル社会を先取りしていると言えます。
 
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