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DISグループの最新情報 from DIS
アジア地域のビジネス改革を促進するエイサー -2015年1月号-
パートナー連携の強化により国内PCシェア6%台の獲得を目指す
 
コストメリットからChromebookの採用が進む
─御社は、新しい製品としてChromebookを市場に投入されましたが、製品ラインアップにおけるChromebookの位置付けや販売戦略を教えてください。
アーレンエイサーは、Chromebookの分野で市場をリードしてきたと自負しており、PCのラインアップの中でもChrome-bookは重要な位置付けです。

Chromebookは2種類の販売ターゲットを想定しています。1つは個人ユーザーです。さまざまなコンテンツがインターネット上にあり、個人ユーザーはPCに対して、コンテンツを快適に利用するためにつながりやすさや安定した接続環境を求めています。Chromebookはこうしたニーズに的確に応えられるのが特長の1つであり、個人ユーザーへの訴求が効果的です。

ルーもう1つが文教シーンになります。実際にワールドワイドで、従来のOSからChrome OSへのシフトが非常に速い速度で進んでいます。特に文教市場では、非常に使いやすくて管理がしやすく、コストも低い点から、Chrome OSに注目が集まっています。
―日本市場でも、Chromebookに関する戦略は同一になりますか。
猿=i以下、敬称略)日本市場でも、この2つの分野を主なターゲットに据えています。Chrome OS端末は、モバイル型とデスクトップ型の両方の製品を訴求していきます。
 
他社と異なる独自戦略でPC市場シェアの拡大へ
─日本を含むアジア パシフィック(AP)の事業地域に中国が加わり、パン アジア パシフィック(PAP)に組織変更されましたが、その狙いを教えてください。
アーレン従来は、APと中国でビジネス地域を分けており、流通などの効率が悪く、ビジネスのスケール的にも最適ではありませんでした。そこで、APに中国を加えることにしたのです。来年は、ワールドワイドにおける全体予算の約30%をPAPで占める予定もあり、PAPはエイサーにとっての重要な地域と捉えています。

ルーエイサーは、東南アジアで高いPCシェアを保持しているものの、日本では市場での存在感がまだ低いです。日本市場は潜在需要が高いと捉えており、前述のように新しいPCの分野と従来からの分野への注力によって、シェア拡大を狙います。
 
─海外市場と比べて、日本市場が大きく異なる点はありますか。
ルー日本市場が最も異なるのは、ローカルのプレイヤーが非常に強力で高いシェアを保持している点です。ですが、潜在需要を喚起することで当社もシェアを伸ばすことが可能です。
 
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