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from DIS
月刊ITビジネス情報誌PC-WebzineからDIS関連情報をお届けしています。
 
-2008年3月号-
INTERVIEW
3セクションの融合で大きな力を発揮
大内宏之氏 「DISグループ全体の新たな成長にとって、営業統括部が果たす役割はさらに広がっています」―今年1月21日から広域・特販営業本部の営業統括部長も兼任する大内宏之氏に、今後の取り組みと抱負をお聞きしました。
ダイワボウ情報システム 広域・特販営業本部
広域営業部部長兼 営業統括部部長
兼広域営業統括グループマネージャー
兼広域・特販営業推進グループマネージャー
大内宏之氏
――営業統括部の役割をお聞かせ下さい。
大内氏(以下敬称略)●広域・特販営業本部は、広域営業部、特販営業部、営業統括部で構成されています。この中で営業統括部は、広域営業統括グループ、広域・特販営業推進グループ、iコーポレート営業課という3つのセクションから成る部隊で、「実績向上に向けての貢献」を常に意識しながら活動しています。

――3つのセクションをご紹介下さい。
大内●広域営業統括グループは、全社各支店が対応している大手広域販社様21社を担当しています。これら販社様の本部窓口となり、全国拠点の営業支援を行い、DIS支店の横軸連携を強化するという重要な役割を担っています。広域・特販営業推進グループは、営業本部内の営業推進を図る組織で、システム物件の構築支援など営業のバックヤード部隊としての位置づけで、Ciscoビジネスを拡大する拠点組織としても活躍しています。iコーポレート営業課は、SOHOビジネスを支援する部隊で、昨年5月に本稼働した「カードレスiDATEN決済サービス」の普及・推進に努めています。

――「カードレスiDATEN決済サービス」の現状をお聞かせ下さい。
大内●本稼働してすでに9ヵ月を経過、告知の徹底や各種ツールなど土台固めについてはほぼ完了、お客様の数も着実に増えています。現在までの「カードレスiDATEN決済サービス」の利用状況から興味ある事実がいくつか見えてきました。平均単価については、5万円前後という当初の予想とは異なり、17万〜18万円台で推移しています。詳細を見ますと、システム商品の受注が予想以上に多く、当社への期待のあらわれがここにあり、知恵と工夫でビジネス拡大を目指す企業にとっては心強い戦力になると、評価は日増しに高まっています。

――広域営業部との兼務は大変ではありませんか。
大内●各セクションが果たす役割はそれぞれ異なりますが、重要なことは、それぞれの役割が融合してこそ大きな力を発揮するということです。組織が縦と横の両方向に連携するというクロスファンクションを実現するという大きな目的を考えると、全てのセクションを同時に担当することの意味は大きいと考えています。大変というより、やりがいがあるというのが実感です。

――貢献という仕事は数値には出にくいですね。
大内●必ずしもそうではありません。広域販社の売上が増すというのも一つの成果ですし、また販売店様の仕入れの中でのDISのインナーシェアが高まることなども数値化できる成果です。営業活動支援という面での数値化は難しいかも知れませんが、営業活動全体に寄与するという意味で、DIS全体としての売上増は大きな励みになります。また業務の効率化なくして企業の成長は考え難い時代ですので、数値面での貢献だけでなく、業務の効率化面での貢献が重要だと考えています。全国拠点展開による地域密着をベースとする当社のビジネスでは、集約をはじめとする業務の効率化が今後の大きな課題です。

――Ciscoビジネスについてはいかがですか。
大内●この2月でCCNA有資格者の数も350名を超えました。今後のネットワーク社会を支える技術者について、全国各地域を網羅できるだけの数が揃ったということで、これは大きな意味を持ちます。当社のサーバーセンターやソフトウェアセンターの充実が相乗効果を発揮して、トータルビジネス提案の重要な戦力となります。これら社員のさらなるスキルアップを支援することも営業統括部の大きな役割で、組織を横断する横軸連携が個々のスキルを更に高め、総合力へとつながります。社員のスキルを最大限に活かすための環境作りも私達の重要な任務です。

――来期に向けた抱負をお聞かせ下さい。
大内●今後さらに全社一丸となった営業展開を行うための組織作りが急務だと考えています。具体的には、提案営業の強化という当社の基本方針に沿って、トータルビジネスを提案しやすいような環境作りを進めています。価格や納期はディストリビューターの重要な要素ですが、当社にはもう一つ情報力という強い武器があり、情報力が提案力につながります。これらを駆使したトータルビジネス提案によって、ビジネスの幅は広げられます。営業統括部ではそのためのあらゆる支援を惜しまない覚悟です。

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