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PC-Webzine "from DIS" (2024年)

2024年01月号

PARTNER TOUR 工場のセキュリティ確保に最適 “EdgeFire/EdgeIPS”

製造業でも生産プロセスの最適化や生産性向上への取り組みが進んだことで、セキュリティを確保する必要が出てきた。しかし、設備に付随したレガシーシステムが稼働している工場では、セキュリティを確保するために搭載されているOSを更新しようとすると、設備ごと更新する必要があり、高額な費用がかかってしまう。こうした課題を解決するのが、トレンドマイクロが販売し、萩原テクノソリューションズが提供する産業向けファイアウォール「EdgeFire」と産業向けIPS「EdgeIPS」だ。

工場のレガシーシステムを保護

萩原テクノソリューションズは顧客環境のアセスメントから設計、構築、運用を一気通貫で提供している企業だ。IT領域とOT領域の両軸で対応できることを強みとして、製造業の顧客を中心に最適な製品を提供する。

そんな同社が提供する製品に、トレンドマイクロが販売する産業向けファイアウォール「EdgeFire」と、産業向けIPS(Intrusion Prevention System)「EdgeIPS」がある。同社がEdgeFireとEdgeIPSの提供を開始した背景について、萩原テクノソリューションズ システムソリューション事業部 ビジネスイノベーション室 MSグループ マネージャー 横山定寿氏はこう語る。「生産性向上への取り組みが進み、工場にもセキュリティが求められるようになりました。しかし工場では設備に付随したレガシーシステムが稼働しています。その中でセキュリティを確保するために、レガシーシステム搭載のOSを更新するには、設備ごと更新する必要があり、高額な費用がかかります。そのため不正な通信を防ぐには、ネットワーク上で止めるしかありません。こうした背景を踏まえ、IT領域・OT領域両軸の対応ができる当社がEdgeFireとEdgeIPSの提供を行っています。その結果、本製品を国内で最も販売した企業としてトレンドマイクロから表彰されています」

EdgeFireは、複数のネットワークを構築できる「VLAN」機能などによって、柔軟にネットワークを分離する。EdgeIPSは、「透過型方式」を採用しているため、既存のネットワーク構成の変更をせず、保護対象資産の前に設置できる。また、大規模産業向けのIPSの「EdgeIPS Pro」もラインアップする。

EdgeFireとEdgeIPSの特長は三つある。一つ目の特長が脅威の対応だ。最新の脅威情報を基に作成された仮想パッチによって、OSの更新ができないレガシーシステムにも有効だ。二つ目の特長が容易な導入だ。導入検証を行う「監視モード」から、セキュリティを確保する「保護モード」に切り替えることで段階的な導入を可能にする。三つ目の特長が工場向けの設計だ。ファンレス設計のため埃に強く、マイナス40~75度の温度環境下で動作できる。

被害を局所化して事業を継続

EdgeFireとEdgeIPSの導入のメリットについて、同社 取締役 安藤孝之氏は次のようにアピールする。「製造業では利益のために、サイバー攻撃の被害に遭ったときでも、製造ラインを稼働し続ける必要があります。EdgeIPSで不正な通信を検知し、EdgeFireによって影響範囲を局所化することで、製品を作り続けられます」

最後に同社 システムソリューション事業部 ビジネスイノベーション室 SPグループ マネージャー 石川 晃氏は、「ダイワボウ情報システム(DIS)さまの販路を通じて、EdgeFireとEdgeIPSを全国に展開します。同様の課題を抱える製造業以外の業種にも販路を広げていきたいですね」とDISに対する期待を語った。

  • 取締役
    安藤 孝之 氏
  • システムソリューション事業部
    ビジネスイノベーション室
    SPグループ マネージャー

    石川 晃 氏
  • システムソリューション事業部
    ビジネスイノベーション室
    MSグループ マネージャー

    横山 定寿 氏

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