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PC-Webzine "from DIS" (2023年)

2023年12月号

PARTNER TOUR コンクリート二次製品の工程管理をデジタル化 “E-DAS/工程管理システム”

コンクリート製造業界の工程管理では、物件管理から出荷管理までそれぞれの工程をExcelやレガシーシステムで個別管理している。そのため、各作業のデータの把握が困難なだけでなく、複数の工場や協力会社の工場でコンクリートを製造している場合、生産計画の共有が困難だ。さらに各工程の管理が属人化していることが多く、業務の平準化ができていないケースもある。こうした課題をデジタルで解決するのが、ケーシーエスが提供する工程管理システム「E-DAS/工程管理システム」だ。

物件から出荷管理までを一元化

ケーシーエスはシステムの開発からネットワークの構築までを一気通貫で提供している企業だ。そんな同社が提供するシステムの一つに、「プレキャストコンクリート」の製造業界に特化した工程管理システム「E-DAS/工程管理システム」がある。プレキャストコンクリートとは、コンクリート部材を事前に工場で生産し、現地で組み立てるコンクリート製品だ。

E-DAS/工程管理システムの特長は五つある。一つ目の特長が、短期間で導入できる点だ。業界特化システムのため、カスタマイズ不要で短期間の導入を実現する。

二つ目の特長が、物件管理から出荷管理まで一元化できる点だ。一元化によって生産計画を見える化し、生産計画に即した最適な人員配置や、業務の平準化による属人化の解消、将来必要な在庫量を計算することによる在庫ロスの削減が可能だ。

三つ目の特長が、PCやスマホなど多様なデバイスに対応する点だ。スマホ使用の一例として、工事写真がある。今まではコンクリートの中に鉄筋が入っていることをデジカメで撮影し、その写真を事務所に持ち帰り、手動で分類する必要があった。E-DAS/工程管理システムは、Webブラウザー上の専用画面から写真を撮影でき、撮影した写真がどのコンクリート製品の鉄筋かをシステム内でそのままひも付けられるため、分類の手間がなくなるのだ。

四つ目の特長が、現場の品質管理をサポートする点だ。作業工程やスキャンした図面を、E-DAS/工程管理システムにひも付けることで、容易にトラブル発生時の原因の追跡を行える。

五つ目の特長が、保守体制が手厚い点だ。継続的な機能アップデートによって、ユーザーの使いやすさを担保する。

多品種少量生産の業界にも最適

ケーシーエス ソリューション営業部 産業営業課 石島翔太氏は、E-DAS/工程管理システムを次のようにアピールする。「多様なデバイスに対応し、Excelのような操作感で生産計画を入力できるので、現場の負担を増やすことなくデジタル化に貢献します。またWebシステムのため、Excelのように生産計画をそれぞれのローカル環境に保存している場合とは異なり、工程表などを相手にメールで共有する必要がありません。従って、複数の工場や協力会社の工場で製品を製造している場合でも、生産計画の共有が容易に行えます」

今後の展望について、石島氏は「多品種少量生産をしている業界にも拡販していきます。拡販に当たって、クラウド/オンプレミスでの提供に加えて、SaaS版のリリースを予定しています。SaaS版も併せて提供することで、関東圏内から全国展開を目指します」と語る。

最後にケーシーエス ソリューション営業事業部 営業企画室 室長 金澤玲央奈氏は、「ダイワボウ情報システム(DIS)さまのプラットフォームを通じて、今までE-DAS/工程管理システムを知らなかった方々にも興味を持っていただきたいですね」とDISに対する期待を語った。

  • ソリューション営業事業部
    営業企画室 室長

    金澤 玲央奈 氏
  • ソリューション営業部
    産業営業課

    石島 翔太 氏

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