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PC-Webzine "from DIS" (2023年)

2023年10月号

PARTNER TOUR 多様な働き方とセキュリティを両立「ThinBoot ZERO」

在宅勤務やリモートワークなどの多様な働き方が浸透した。最近では、在宅勤務とオフィス勤務を状況によって使い分けるハイブリッドワークも定着しつつある。これを背景に、情報漏えいリスクを低減するために、端末にデータやアプリケーションソフトを残さないシンクライアントを導入する企業が一気に拡大した。一方で、これまで使い慣れたWindowsの操作性はそのままにしたいというニーズも少なくない。そこで支持されるのが、通常のPCに「Windows 10 IoT Enterprise LTSC」を搭載して提供するエス・アンド・アイのシンクライアント専用端末「ThinBoot ZERO」だ。

多様な働き方に対応可能

エス・アンド・アイは1987年に、ネットワーク専業インテグレーターとして設立した企業だ。2005年からサーバー統合・仮想化ビジネスに本格参入し、2011年よりシンクライアント専用端末「ThinBoot ZERO」を提供している。

エス・アンド・アイ ビジネス本部 第二ビジネス統括部 第二ビジネス部 兼 H3Cビジネス推進部 部長 阿部道人氏は、ThinBoot ZEROの提供を始めた背景を次のように語る。「当社はもともと日本IBMと住友電気工業の出資で設立した企業で、日本IBMとのビジネスも非常に多くありました。ちょうど金融庁がサイバーセキュリティ強化に向けた取り組みについて検討を始めた頃、日本IBMの方からThinkPadをシンクライアント化したいという相談があり、その要望に応えるために提供を開始したのが、ThinBoot ZEROです」

ThinBoot ZEROは、レノボ・ジャパン、デル・テクノロジーズ、日本マイクロソフト、VAIOが提供するデバイスをベースにしている。OSは特定用途向けの「Windows 10 IoT Enterprise LTSC」を採用し、強固なセキュリティの中で企業ごとに機能をカスタマイズして利用できる。

エス・アンド・アイ ビジネス本部 第一ビジネス統括部 第二ビジネス部 部長 安部 潤氏は、ThinBoot ZEROの特長をこう説明する。「元からシンクライアントに対応している端末を顧客側で選ぶのではなく、顧客が使いたい端末をシンクライアント化できる点が特長です。端末の種類も従業員の好きなものを選べます。出張が多い従業員にはタブレット、在宅勤務が中心の従業員にはノートPC、オフィス勤務が多い従業員にはデスクトップPCというように、働き方に応じて選択した端末をシンクライアント化し、提供します」

大規模環境の端末運用も支援

ThinBoot ZEROを一定台数以上利用する顧客に対しては、大規模環境における端末の運用管理をサポートする、運用管理ソフトウェアの「ThinBoot Management Server」を無償で提供する。設定の変更、更新があった場合に、バッチファイルを配信、実行させることで設定変更ができるツールだ。

安部氏は、ThinBoot Management Serverを「従業員によって使うPCのメーカーや端末の種類が異なっていても、一括で管理が行えます」とアピールする。

最後にエス・アンド・アイ デジタルインテグレーション本部 デジタルプラットフォームサービス#1 統括部長 安斉和裕氏は、ThinBootZEROの将来展望を次のように語った。「より多くのお客さまに知っていただき、自由でありながらセキュアな環境の提供を支援していきます。特にThinBoot Management Serverは、より顧客にフィットする形で導入できるよう、随時機能改善を実施していく予定です」

  • ビジネス本部
    第二ビジネス統括部 第二ビジネス部
    兼 H3Cビジネス推進部 部長

    阿部 道人 氏
  • ビジネス本部
    第一ビジネス統括部
    第二ビジネス部 部長

    安部 潤 氏
  • デジタルインテグレーション本部
    デジタルプラットフォームサービス#1
    統括部長

    安斉 和裕 氏

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