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PC-Webzine "from DIS" (2023年)

2023年06月号

PARTNER TOUR 会議室の設計・施工・保守をワンストップで提供「映像音響会議室システム」

コロナ禍をきっかけに、Web会議が多くの企業で定着した。ハイブリッドワークで会議室の利用が増える一方、会議室のWeb会議環境が整っていない企業も多い。数名規模の小会議室では、マイクやモニターを導入することで、少人数によるWeb会議環境の用意が可能だ。だが数十名以上を収容する大会議室は、プロジェクターやスピーカーをセッティングする必要があり、準備に手間がかかる。また、既存の機器だけでは性能が不十分な場合も想定される。そうした会議環境の再構築をサポートするのが、会議室の環境構築を設計から保守まで一気通貫で行うカナデンの「映像音響会議室システム」だ。

会議室の環境構築を支援

カナデンは「Creating New Value for Society」をビジョンに掲げ、社会インフラ事業や映像・情報通信事業など、さまざまな事業でソリューションを提供している。カナデンの中期経営計画では、顧客の企業価値向上に寄与するオリジナルソリューションの企画・提供によって差別化や競争力の強化を図ることを挙げており、その中の一つとして拡販に力を入れているのが、会議室の環境構築を行うサービス「映像音響会議室システム」だ。カナデン SI事業部 インフラシステム部 営業二課 木村明生氏は、映像音響会議室システムを提供する背景を次のように語る。
「当社は、防衛省に複雑な映像システムを導入するノウハウを持っています。そのノウハウを民間企業でも生かそうと考えたのが、映像音響会議室システムを提供し始めたきっかけです。コロナ禍を契機にWeb会議が定着し、数十~数百名を収容する大会議室にWeb会議環境を構築するニーズがお客さまから出てきています。このニーズに応えるため、映像音響会議室システムの拡販を目指しています」

映像音響会議室システムは、会議室の設計・施工・保守をワンストップで提供するサービスだ。顧客から予算や用途をヒアリングし、要望に合わせて一から会議室の環境を構築する。環境を構築した会議室の映像機器や音響機器をタブレットで操作できる「操作画面ソフト」も併せて提供を行う。操作画面ソフトは会議室のシステム構成に合わせて操作内容を変更できるだけでなく、操作画面に自社のロゴを挿入するといったレイアウトの変更も可能だ。顧客の希望に沿って、機能やUIのカスタマイズに柔軟に対応する。

木村氏は、映像音響会議室システムの特長を以下のように話す。「設計段階から会議室の環境構築を行うため、さまざまな要望に柔軟に対応が行える点が特長です。マルチベンダーで製品を構成できるので、予算や用途に合わせて多様なメーカーの中から最適なモニターやスピーカーなどの周辺機器を提案できます。例えば役員向けの会議室では、映像を表示するメインの機器に天吊りスクリーンを導入し、個人が手元で映像を見るために、別途机にモニターを導入するといった提案を行いました。会議室に導入した機器は操作画面ソフトで動かせるため、プロジェクターのオン/オフやマイクのボリューム調整などを、全てタッチパネルで操作できます」

大会議室のシステム整備を実現

映像音響会議室システムでは、発言した会議参加者を映すように設定した映像システムや、細かい音の制御が可能な音響システムなど、複雑な構成の映像・音響システムの導入が行える。「業種・業態を問わず、数十~数百名規模の大きな会議室の環境構築を行いたいユーザー企業にお薦めです。複雑な映像・音響システムの導入ノウハウを持っているため、従業員だけではWeb会議環境を整えづらい広い会議室の環境整備を設計からサポートします」(木村氏)

最後に木村氏は「映像音響会議室システムのシェアを広げ、多くのお客さまと関係を構築したいです。当社はさまざまなソリューションを取り扱っているので、映像音響会議室システムをきっかけに当社を知ってもらい、次のソリューションの提案につなげます。Web会議をはじめお客さまの多様な課題に沿ったソリューションを提供し、事業全体を伸ばしていきたいです」と将来展望を語った。

  • SI事業部
    インフラシステム部
    営業二課

    木村 明生 氏

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