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企業情報

PC-Webzine "from DIS" (2023年)

2023年05月号

PARTNER TOUR アクセス制御に特化した社内ファイアウォール「Fire Logic」

企業のセキュリティリスクは、外部からのサイバー攻撃だけではない。従業員が担当業務外の情報資産にアクセスして情報漏えいを起こす、内部不正行為が原因になるものもある。この現状を踏まえ、IT部門はインターネットとの境界対策だけでなく、社内の通信も制御する対策が欠かせない。しかし、少数精鋭の情シス担当が多い中堅中小企業にとって運用負荷の高いコマンドベースでのアクセス制御はうまくいかない可能性がある。そうした企業のために、ソフトクリエイトは社内ネットワークのアクセス制御を簡単に実現できる社内ファイアウォール「Fire Logic」を提供する。

内部不正への対策が必要

ソフトクリエイトはITインフラの構築やセキュリティソリューションの販売など、中堅中小企業のIT部門を支援する事業を提供している。こうした事業を展開する中で、中堅中小企業のセキュリティ対策の実態が見えてきたという。ソフトクリエイト サービス事業本部 セキュリティサービス事業部 副事業部長 植松 卓氏は、中堅中小企業のセキュリティ対策の現状を次のように語る。「外部からのサイバー攻撃が激化する中で、従業員による情報漏えいといった、内部不正による被害を危惧する声がお客さまから上がっています。中堅中小企業はIT部門の人数が比較的少なく、早急にセキュリティ対策を行う必要性は理解しているものの、適切な方法が分からず二の足を踏んでいる現状です。そうした企業は、情報処理推進機構(IPA)が公開する『中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン』や『組織における内部不正防止ガイドライン』を参考にセキュリティ対策を進めています」

上記のガイドラインでは、対策を取る際のポイントに、従業員が情報機器やデータなどにアクセスできる権限や認可を制御する「アクセス制御」を挙げている。中堅中小企業がアクセス制御を実現するために、ソフトクリエイトは社内ファイアウォール「Fire Logic」を提供している。

クラウドでアクセス制御が可能

Fire Logicは、センサーの設置とクラウドベースの管理コンソールで社内ネットワークのアクセス制御を実現する、社内ファイアウォールだ。社内ネットワークにセンサーを設置することで、アクセス先の制御が可能になる。センサーは制御対象の拠点ごとに設置が必要で、月額単位制で提供を行っている。センサーの設置だけで社内ファイアウォールが構築できる上、分かりやすいGUIによる直感的な操作で設定やネットワークの運用が行えるので、一人情シスや少人数精鋭のIT部門、ITに関する専門的な知識がない従業員でも簡単に社内ネットワークの管理が可能だ。Active Directory(AD)の管理者アカウントへのアクセス制御もできるため、権限のないユーザーからの特権IDを使ったADへのアクセスを防止し、標的型攻撃や従業員による特権IDの悪用を防げる。

植松氏は、Fire Logicを次のようにアピールする。「分かりやすいGUIで社内ネットワークの設定を変更できる点が特長です。少ない作業工数で処理が行えるため、人員不足を理由に、社内ファイアウォールを導入できなかった中堅中小企業にお薦めです」

最後にソフトクリエイト サービス事業本部 セキュリティサービス事業部 事業部長 山本総夫氏は、「ダイワボウ情報システム(DIS)さまにご協力いただき、セキュリティ体制が整っていない地方の中堅中小企業さまにもFire Logicを展開していきたいです」と将来展望を語った。

  • サービス事業本部
    セキュリティサービス事業部
    副事業部長

    植松 卓 氏
  • サービス事業本部
    セキュリティサービス事業部
    事業部長

    山本 総夫 氏

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