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企業情報

PC-Webzine "from DIS" (2023年)

2023年03月号

PARTNER TOUR ワンストップサービスでデータ利活用を支援「新データセンター×情報創造ソリューション」

両毛システムズは、企業課題を踏まえた解決案の提案から、開発、運用、保守といった上流工程から下流工程までをワンストップで提供している企業だ。群馬県に本社を置き、顧客に寄り添った企業データの価値の最大化を掲げる。その理念の基、事業の拡大を続けており、東京支社、中部サポートセンター(豊橋、名古屋)、西日本サポートセンター(広島)、仙台開発センター、太田開発センターなど、全国に拠点を広げている。そんな同社が2024年春に予定しているのが「新データセンター」だ。

包括的なデータセンターサービス

オンプレミス環境下で管理しているデータ運用や移行は、ユーザー企業にとって煩雑だ。しかし、個人情報や機密情報などをクラウドに保存することに抵抗のある企業もいる。そうした企業が抱える課題の解決を目指す両毛システムズは来春、「新データセンター」を稼働する。その背景を、DCビジネス推進本部 DCビジネス営業部 部長 兼 パートナービジネス推進部 部長の木村一春氏が話してくれた。「オンプレミス環境からクラウド移行後のデータの安全性を懸念されている企業・自治体さまは少なくありません。当社はお客さまのクラウド移行の課題を踏まえ、自然災害対策、蓄積データの利活用までをカバーする安全性の高いデータセンターの新設が必要だと考え、今回の開設に至りました」

新データセンターのコンセプトは「GREEN」「TRUST」「OPEN」の三つだ。「環境への配慮に注力するGREENの概要としては再生可能エネルギーに由来する電力を使用します。さらに、電気の効率利用としてAI空調制御システムを採用し、電力使用量削減などの環境貢献を実現しています」(木村氏)

データセンターの信頼性を意味するTRUSTの概要は、同社 DCビジネス推進本部 DCビジネス営業部の藤倉祐介氏が次のように説明する。「新データセンターは災害の少ない群馬県に建設します。群馬県は、震度4以上の地震発生回数が関東で一番少なく、今後発生が予想される南海トラフ地震や首都直下型地震による津波の影響を受けにくい場所です。前述したコンセプトのTRUSTを担保できる立地です。また、台風や大雨や浸水、原子力発電所の事故の影響も受けにくいのです」

データの価値創造に注力

続いてOPENの概要を、同社 DCビジネス推進本部DCビジネス営業部の増田博司氏はこう語る。「当社のお客さまには、自治体や民間企業が多いため、より安心して利用してもらえるようお客さま側で当データセンターの運用体制の監査を可能としています。これはメガクラウドサービスと比較して大きな差別化要因と言えるでしょう。メガクラウドとの併用も可能です」

また、同社では、「情報創造ソリューション」と題し、データセンターに蓄積されるデータの利活用を促すサービスも提供している。具体的には三つが進んでいる。一つ目に、エネルギー事業者と協業し、電力・ガスなどの利用データを見守り・漏水検知などへの価値創造を支援するサービス。二つ目に、大手通信事業者との協業で地域の住民、観光客、自治体をつなぐプラットフォームの提供、三つ目がSKYSEAのログデータを監査対応などに活用できるレポーティングサービスだ。

藤倉氏は同社のデータセンタービジネスをこう語る。「これからのデータセンターは単にデータを守るのみでなく、収集したデータから新しい価値を生み出すためにお客さまと共創していく必要があります。さまざまな社会変化に対応しながらお客さまを支えるデータセンターとして、情報創造をサポートしていきます」

  • DCビジネス推進本部
    DCビジネス営業部 部長
    兼 パートナービジネス推進部 部長

    木村 一春 氏
  • DCビジネス推進本部
    DCビジネス営業部
    DCビジネス営業課 課長

    藤倉 祐介 氏
  • DCビジネス推進本部
    DCビジネス営業部
    DCビジネス営業課 係長

    増田 博司 氏

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