PC-Webzine "from DIS" (2023年)

インストラクションの「かんたんホスティング」は、弥生が公認する国内唯一のクラウドプラットフォームサービスだ。弥生の会計ソフトウェア「弥生会計」と販売管理ソフトウェア「弥生販売」は、サーバーを利用することで複数のユーザーが使用できるネットワーク対応版製品を用意している。本製品により、本店や支店などさまざまな場所からの経理業務が可能になる。しかしサーバーの管理が課題となり、ネットワーク対応版製品を導入できない企業もいるだろう。そこでかんたんホスティングを活用すると、ネットワーク対応版製品のクラウド化を実現し、経理業務の効率化とDX推進を支援する。

インストラクションは1990年の創業以来、中小企業を中心に、会計アプリケーションなどのクラウド構築・運用・サポートを行ってきた。そうした事業を展開する中で、業務ソフトウェアや関連サービスの開発・販売・サポートを提供する弥生と提携した背景を、インストラクション 営業部 企画開発課 営業課長 海谷祐貴氏は次のように語る。「すでに弥生製品を利用している中小企業からクラウドへ移行したいという要望があり、当社は2009年より弥生さまとタイアップしたクラウドサービス『かんたんホスティング』を提供しています。かんたんホスティングにより、社内だけで使われていた弥生製品を、機能はそのままで社外からでも使える環境を構築します」

かんたんホスティングは、弥生が提供する業務ソフトウェアのネットワーク対応版製品「弥生ネットワーク製品」の「弥生会計ネットワーク」と「弥生販売ネットワーク」をクラウド化できるホスティングサービスだ。インストラクション 営業部 営業課 阿部直紀氏は、かんたんホスティングの特長をこう説明する。「かんたんホスティングの特長は、サーバーの設置・管理が不要な点です。通常弥生ネットワーク製品は、使用に当たってサーバーの設置が必要です。しかし中小企業では、サーバー管理の知識を持ったシステム管理者の雇用が難しく、導入のハードルが高くなっています。そうした時に役立つのが、かんたんホスティングです。顧客が購入した弥生ネットワーク製品がクラウドで利用可能になります。クラウド利用時の不明点も、メールや電話などでサポートします。サーバーを意識せず、弥生ネットワーク製品を活用した経理業務が行えます」

弥生マーケティング本部 営業推進部 東京支店 アシスタントマネージャー 酒井俊輔氏は、かんたんホスティングを次のようにアピールする。「かんたんホスティングは、当社のカスタマーセンターでも公認のクラウドサービスとして浸透・認知しています。そのためユーザー企業は、クラウド環境へ移行後も今まで通り弥生ネットワーク製品の利用が可能です。当社のホームページにもかんたんホスティングの紹介ページを掲載しており、弥生ネットワーク製品のサーバーレスの問い合わせがあった際は、自信を持って本サービスを紹介しています」

今後の展望について、阿部氏は「ダイワボウ情報システム（DIS）さまの高い情報発信力を使って、かんたんホスティングの認知度を向上させたいです。当社のサービスで、より多くの方が弥生製品の全機能をクラウドで利用できるようにします」と語る。続けて、酒井氏は「インストラクションさまが培った弥生ネットワーク製品のクラウド化の実績と信頼を基に、共にかんたんホスティングを周知し、ユーザー企業のクラウド環境への移行につなげていきます」と語った。