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PC-Webzine "from DIS" (2022年)

2022年10月号

PARTNER TOUR 従業員のセキュリティ意識向上を支援「標的型攻撃メール訓練ソリューション」

特定の企業や組織を狙って機密情報などを窃取しようとする「標的型攻撃メール」は、送信先の企業や組織の取引先などを装って送られてくるため、セキュリティシステムを擦り抜けてしまうことがある。標的型攻撃メールを防ぐには、まず従業員のセキュリティ意識を向上させることが重要だ。それを実現するのが、アクモスが提供する疑似的に標的型攻撃メールを送信し、従業員のメール開封率を確認可能なクラウド型攻撃メール訓練サービス「標的型攻撃メール訓練ソリューション」だ。

手軽に攻撃メールの訓練が可能

アクモスは1991年に設立した、ITサービスの提案から導入後の保守までをワンストップで提供する企業だ。2008年に茨城ソフトウェア開発と合併を行い、現在はITソリューション事業、ITインフラ事業、ITサービス事業を展開している。「挑戦する心 ~挑戦を心の糧に、失敗を技術の種に~」を社是とし、自治体のITソリューションの開発からサーバー環境や大規模ネットワークの運用・保守、情報セキュリティサービスの提供など、幅広いソリューションやサービスを展開する。そうした事業を提供する中で、顧客から標的型攻撃メールに対する不安の声が上がっていた。アクモス 営業本部 首都圏営業部 主任 平田 直也氏は、標的型攻撃メール訓練ソリューションのリリース背景を次のように語る。「2017年ごろ、世間では標的型攻撃メールへの危機感が高い状態でした。顧客である茨城県内の自治体からも、標的型攻撃メールの訓練を行いたいと相談を受けていました。そこで、当時新規サービスの創出に力を入れていたこともあり、標的型攻撃メール訓練ソリューションをリリースしました。リリース当初は委託型で提供していましたが、委託型では高価なサービスになるため、中小企業でも手軽に利用できるように安価なクラウド型のサービスに刷新し、再リリースしました」

アクモス 営業本部 首都圏営業部 課長 新妻 一成氏は、標的型攻撃メール訓練ソリューションのサービス概要をこう説明する。「標的型攻撃メール訓練ソリューションは、従業員へ疑似攻撃メールを送信し、悪意のあるメールへの対応を訓練できるクラウドサービスです。まずは顧客の情報セキュリティ担当者など、訓練担当者がWebブラウザーから本サービスにアクセスし、いつ、誰に、どんなメールを送るのか基本設定を行います。基本設定を行ったら、訓練対象者に疑似攻撃メールが送信されます。訓練対象者が疑似攻撃メールを受信した際に、メールのタイトルなどから危険性を判断して未開封で破棄するかといった、攻撃メールに対して適切な対処ができるか従業員のセキュリティ意識の確認が行えます。疑似攻撃メールの開封率は、結果画面にグラフ化して表示されます。任意機能として、メールを開封した理由などを尋ねるアンケートを行うことも可能です」

2種類の訓練サービスを用意

標的型攻撃メール訓練ソリューションは、訓練対象者へメールの一括配信を行う「Targeted Mail Training」と、訓練対象者ごとにランダムな送信時期や内容でメール配信ができる「CoTra Enterprise」の二つのサービスを用意している。アクモス 営業本部 首都圏営業部 新井 希氏は、二つのサービスについて「Targeted Mail Trainingではメールの一括配信が行えるので、短期間で手間をかけずに訓練が行えます。CoTra Enterpriseでは訓練対象者へランダムにメール配信が行えるので、従業員が忘れた頃に訓練を実施することで、従業員の気を引き締められます。どちらのサービスも安価で手軽に訓練が実施できるため、継続的に訓練を行いやすくなっています」と語る。

平田氏は標的型攻撃メール訓練ソリューションの将来展望について「より多くのお客さまにご活用いただけるよう、機能を充実させサービスの強化を図っていきます」と語った。

  • 営業本部
    首都圏営業部 主任

    平田 直也 氏
  • 営業本部
    首都圏営業部 課長

    新妻 一成 氏
  • 営業本部
    首都圏営業部

    新井 希 氏

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