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PC-Webzine "from DIS" (2022年)

2022年09月号

PARTNER TOUR データ利活用による業務改善を実現「Smart DataCooking」

デジタル化の進展に伴い、企業の扱うデータ量が増加している。このような背景から、収集したデータをもとに経営やマーケティングなど企業運営に必要な意思決定を行う手法「データドリブン」が注目されている。データドリブンの実現には、収集したデータを蓄積する「Infrastructure as a Service」(IaaS)や、データの分析・可視化が行えるツールが必要だ。データドリブンの実現にあたっての課題を解決するのが、NTTスマートコネクトが展開する、収集したデータをセキュアに保管するIaaSからデータの分析・可視化が行えるツールまでを一気通貫で提供するサービス「Smart DataCooking」だ。

ビジネスでのデータ活用を支援

NTTスマートコネクトは、NTT西日本のデータセンターを活用した事業分野を分社化し、2000年に設立した。設立当初は自社データセンターを基盤としたハウジングサービスと動画配信サービスを提供し、現在はクラウド事業とデータ分析・可視化事業も展開している。そうした事業展開を踏まえ、NTTスマートコネクト取締役 クラウドビジネス部長 櫻中茂雄氏は、Smart DataCookingのリリース背景を次のように語る。「当社はデータセンター事業から始まった企業なので、IaaSを強みに持っています。そのため、国内にあるデータセンターの高いセキュリティ技術によってお客さまのデータを守れる基盤があります。この基盤を生かすことで、データを収集して分析し、お客さまのビジネスに活用するサービスが実現できると考え、Smart DataCookingを展開しました」

NTTスマートコネクト クラウドビジネス部シニアマネージャー 小林正和氏は、Smart DataCookingのサービス概要をこう説明する。「Smart DataCookingは、お客さまが保有するデータや情報を活用し、価値を見いだしてもらう支援をするデータ分析パッケージサービスです。データをうまく活用することを調理に見立て、Smart DataCookingと名付けました。お客さまから預かったデータを格納するIaaS形態のオンラインストレージや、データを分析・可視化するツールを一気通貫で提供しています」

業務の属人化の改善にも

Smart DataCookingでは、データの分析・可視化を行うツールの操作方法のレクチャーや、分析したデータをもとに業務改善のコンサルティングをするサービスも提供している。最初はNTTスマートコネクトの担当者が顧客のデータ利活用をサポートし、最終的には顧客のみでツールを使用し、データを活用したビジネスができるように支援を行う。「Smart DataCookingをきっかけに、お客さまに気付きを提供するというコンセプトでSmart DataCookingを展開しています。経験と勘に頼った業務を行っている場合、データの分析により数値が可視化されることで、現在の業務のやり方や手順が適正かを検証できます。そのため、Smart DataCookingを利用することで今までの経験と勘が正しいと判断するお客さまもいますし、数値的に見ると間違っていたと判明するお客さまもいます。そこから業務の改善に取り組み、属人化の解消につながるケースもあります」(櫻中氏)

Smart DataCookingの将来展望について、小林氏は「今はデータ分析を人間が行っていますが、今後は分析作業にAIを導入し、Smart DataCookingによる業務の効率化を図りたいです。AIに単純作業を任せ、人間はクリエイティブな仕事ができるようにサービスを発展させます」と語る。続けて櫻中氏は、「ダイワボウ情報システム(DIS)さまと日々コミュニケーションを取っているため、コミュニケーションの中でますます使いやすい基盤を提案してもらうことに期待しています」と語った。

  • 取締役
    クラウドビジネス部長

    櫻中 茂雄 氏
  • クラウドビジネス部
    シニアマネージャー

    小林 正和 氏

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