PC-Webzine "from DIS" (2020年)

飲食店では顧客への手厚いサービスが求められる一方で、慢性的な人手不足に陥っておりサービス品質の維持すら難しい状況にある。そこでGateシステムズは小さな飲食店でも低コストで導入でき、簡単に操作、利用できる飲食店向けオーダリングPOSシステム「ハヤワザ」を開発、提供している。ホール業務やレジ業務を効率化して、人手不足でもサービス品質を維持・向上できるメリットがある。

Gateシステムズは岡山市で約40年前にパッケージソフトのサポートサービスを中心にビジネスをスタートし、現在では各種業務パッケージソフトをはじめ流通サービス業、製造業、官公庁・自治体、教育・保育機関、医療・福祉機関など業種に特化したソリューションを多数提供している。

同社の豊富なソリューションの中で急成長しているのが飲食店向けオーダリングPOSシステム「ハヤワザ」だ。ハヤワザはiPod touchやiPadで来店客の注文を取り、その内容がワイヤレスでレジ端末や厨房のプリンターに転送される仕組みだ。

スマートフォンと同様の簡単な操作で注文を取ることができるためホール業務を効率化でき、食べ放題や飲み放題の対象商品の間違い、売り切れ商品の誤注文といったミスを防ぐこともできる。

ハヤワザはiPod touchとPCを用いたPOSレジシステム（レジ端末、キャッシュドロア、レシートプリンター、顧客用小型モニター、キッチンプリンターなど）、そして24時間365日のサポートサービスなどがオールインワンで提供される。オプションのiPadを利用すれば、来店客が自分で注文を入力するセルフオーダーも利用できるほか、セルフオーダーに便利な呼び出し表示機や、ホールと厨房のスピーディな連携に役立つキッチンディスプレイなどのオプションも豊富に用意されている。

レジ端末では売り上げを集計して日報や分析が出力できるほか、ExcelファイルやPDFファイルで出力してデータを活用することも可能だ。また静脈認証を用いた勤怠管理システム「ゆびレコ」との連携や、各店舗と本部をネットワークでつなぎ、POSデータを本部で一元管理する仕組みも提供する。

Gateシステムではハヤワザをはじめ同社のパッケージソフトを活用して蓄積された業務や経営の情報を、IBMのAIサービス「Watson」を利用して分析して可視化したり、高精度で予測したりするサービスの開発を進めている。さらに自社保有するデータセンターを活用してクラウドサービスも提供する計画だ。