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PC-Webzine "from DIS" (2017年)

2017年11月号

PARTNER TOUR 臨場感のある消防訓練を低コストで実現する体験型VR訓練ソリューション 避難体験VR「RIVR-D シリーズ」

VR(バーチャル・リアリティ)が進化しさまざまな分野への活用が進む中、火災が発生した建物の中をどのように避難すべきかを体験できる避難体験VRが注目を集めています。自治体や民間企業をはじめとするさまざまな組織で採用が相次ぐ体験型VR訓練ソリューション 避難体験VR「RIVR-D シリーズ」(以下、避難体験VR「RIVR-Dシリーズ」)を開発・販売する理経の新規事業推進室に、その概要と効果をお聞きしました。

まず避難体験VR「RIVR-D シリーズ」の概要をお聞かせください。

左:VR/AR事業 事業統括
兼 海外マーケティング担当
石川 大樹氏
右:VR/AR/IoT事業
技術統括コンサルタント
田村 貴紀氏

石川氏(以下敬称略) ハードとしてはパソコン以外に、体験者が装着するゴーグル(ヘッドマウント・ディスプレイ)およびコントローラ、体験者の動きを把握するセンサーという構成で、これに弊社開発によるソフトおよびコンテンツを組み合わせたシステムです。体験者はスタートボタンを押すと、ゴーグルのディスプレイいっぱいに火災現場が広がり、火災が刻一刻と深刻になる状況を判断しながら、どのような姿勢でどのようなルートで避難すれば良いのかを体験できます。具体的には、まずビル内で火災発生がアナウンスされ避難を開始、部屋の外に出るとすでに黒煙が充満しており、しゃがみながら避難を行い、誘導灯を頼りに正しい避難経路を選択し、非常出口に辿り着くことができれば避難完了で、時間は約3分です。

田村氏(以下敬称略) なかでも最大のポイントは、煙の怖さを実体験できることです。火炎や煙さらには崩落その他、火災にはさまざまな怖さがあるのですが、最も危険なのが煙とされています。煙も白煙から黒煙に変わると危険度が増し、視界も遮られます。そして煙の中に含まれる一酸化炭素をいったん吸い込むとすぐに身体の自由がきかなくなりますので、体勢をできるだけ低くして一酸化炭素を吸わないようにしながら進むことの重要性を学びます。このように火災現場での適切な対処の仕方、なかでも煙にどのように対処して避難するかを学習できることが、各自治体の防災担当者の方々から評価をいただいています。

エンターテイメント性を加味されていますね。

石川 エンターテイメント性という意味では、火炎や爆発の表現について多少オーバーに表現している部分もあります。これは体験者の火災に対する恐怖を演出する工夫として行っています。防災訓練はどうしてもマンネリ化する傾向があり、参加者の減少に頭を悩ませる自治体および民間企業も少なくありません。このように防災訓練の限界を越え、多くの人々の参加を促すためにも、エンターテイメント性は有効であると考えています。しかし目的はあくまでも防災訓練にあり、ゲームソフトとは一線を画した社会的役割を担う実用システムです。

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