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PC-Webzine "from DIS" (2018年以前)

2017年03月号

PARTNER TOUR 「私達の生活環境に深く関わるIoT」

言葉が先行する一方で、現実のビジネスとしてどこまで定着しているかの判断が難しいIoTですが、これを積極的に提案・推進して着々と成果を上げている企業がティーケーネットサービスです。同社の武田社長、田村部長の両氏に、IoTビジネスの現状と今後についてお聞きしました。

御社の主力事業はIoTですか?

左/代表取締役社長 武田 勇人氏 右/アドバンスドソリューション部長兼 関東営業所長 田村 隆史氏

武田社長(以下敬称略) IoTを含むシステムインテグレーションおよびシステムコンサルティングです。弊社は設立以来常に、技術の先行きを見据えながら時代を先取りしたシステムを提供することを心掛けてきました。弊社のビジネスは基本的に、最初に案件があるのではなく、弊社の技術力を活かした提案をお客様にご判断いただくところからスタートします。産業分野を問わず、弊社の創意・工夫がお客様のビジネスに実りをもたらすと判断できるような案件にチャレンジすることが弊社ビジネスの基本です。IoTについても、各種センサーやデバイスが進化して低価格化が進み、さらにクラウドが普及した今、これらを利用して今までできなかったことができるのです。IoTをどのように活用して成果を上げるかは、私達の役割であるとともに、私達の提案を受け入れていただけるお客様の力量によるところが大きいのです。

刻々と変化するIT環境の先行きを見通すことは難しくありませんか?

武田 先行きを見通すことが弊社の使命であると考えています。ITにもさまざまな技術分野がありますが、環境変化の流れを見据えながら大局観を持って技術を見渡せば、いずれ時代の趨勢になるだろうというものが見えてきます。サーバーの仮想化が黎明期にあった時を振り返っても、これは必ず一般化するとの確信に近いものがあり、仮想化にいち早く参入したことで弊社の主力事業として成長しました。IoTについても、さまざまな形で今後普及することはまず間違いないと見ています。ただ現時点での問題は、IoTがビジネスとして利益が約束されるものではないということで、話題性ほどにはビジネスとして盛り上がっていないのだと思います。

でも御社は積極的にIoTビジネスを進めていますね。

武田 IoTについて弊社は目先の利益を追いかけていません。ビジネスとして利益を追求するのは当然でしょうが、IoTには利益以上の大きな魅力があります。まず弊社の社員が大いにヤル気を見せる新たな分野であること。新たな分野へのチャレンジをモットーとする弊社にとって、まだ奥の見えないIoTは格好のターゲットです。また市場が不明瞭でビジネスとしての可能性が定かでない、つまり大手企業が本格参入し難い分野だけに、弊社が活躍できる余地もまた大きいのです。さらにIoTに本腰を入れる企業が少ないことから、IoTにチャレンジしたいというユーザー企業様とのコミュニケーションが深まり、信頼関係の中でIoT実用化についてのノウハウが蓄積されます。少なくともIoTに関する限り、弊社はエキスパートとしての道を歩むことができるのです。

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