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PC-Webzine "from DIS" (2018年以前)

2016年11月号

中小企業層への普及進むNetApp

「今やNet Appは高嶺の花ではなく、誰もが使えるソリューション」─最先端のストレージソリューションを武器に世界のエンタープライズ市場で急成長を遂げるNetApp(ネットアップ)の魅力と可能性について、日本市場の中でもNetAppの取り扱いが長く経験豊富な丸紅情報システムズのプラットフォームソリューション事業本部にお聞きしました。

まず御社におけるNetAppの位置付けをお聞かせ下さい。

プラットフォームソリューション事業本部
プロダクトマーケティング部
左 マーケティング課長補佐 古川 正司氏
右 プロダクト&サービス推進課 天瀬 郁恵氏

古川氏(以下敬称略) 弊社の強みは、新技術や新商材発掘における目利き力、さまざまな業界の知見、さらにお客様のご要望に応えるための専門技術に精通していることです。NetAppについても弊社はその可能性に早くから着目し、NetAppの日本法人が発足する前から積極的に取り扱ってきました。最近はNetAppのプロダクトの幅が広がってユーザー層も拡大、今後さらなる成長が見込めるソリューションとして期待しています。

NetAppのプロダクトは難しいという印象がありますが。

古川 大手企業を主力ユーザーに斬新なストレージソリューションを展開しているのでそのような印象があるのかも知れませんが、実はユーザー企業にとってはとてもシンプルで使いやすいことがNetAppの特徴です。クラウドの急速な普及によって複数のクラウドやオンプレミスとのデータ共有によるハイブリッド・クラウドが現実のものとなり、この環境の中でデータ管理をどのように実現するかなど、肥大化する一方の情報の管理が深刻な問題となっています。このような問題を迅速、安全、確実に解決するのがNetAppのソリューションです。本日はその中でも、最先端のデータ管理機能を持つFAS8000シリーズ、ストレージ仮想化ソフトFlexArray、高パフォーマンスと柔軟性を提供するEシリーズという3種類を組み合わせたソリューションをご紹介させていただきます。

ではFAS8000シリーズについて。

天瀬氏(以下敬称略)  NetAppのFAS(Fibre-attached Storage)8000シリーズは、マルチプロトコルに対応した共有ファイルサーバーです。またスケールアップ、スケールアウトに対応しております。複数のコントローラを一つのファイルサーバーとして認識させることや、1台のコントローラでも仮想的に複数のファイルサーバーとして認識させ、マルチテナントにも柔軟に対応することが可能です。このように、高信頼性、高可用性もNetAppならではの魅力です。

ストレージ仮想化ソフトFlexArrayについて。

天瀬 FASシリーズに外部ストレージを接続して高パフォーマンスを発揮するための仮想化ソフトウェアで、ご使用中のストレージの管理をFASのOSであるONTAPに統合して運用を簡素化することができます。既存のストレージをFASストレージの一部として利用できるため、既存のIT資産を無駄にすることなくFASシリーズの運用効果を高めることができます。外部ストレージとしてさまざまなメーカーの製品が接続できますが、NetAppのEシリーズを使用することで最大の効果が得られます。従来から外部ストレージとしてSAN(StorageAreaNetwork)を検討する企業は多いのですが、専門要員や導入コストなどさまざまな問題が生じるケースも多く、このような企業への解決策としても、FlexArrayによるストレージ仮想化が威力を発揮しています。

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