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| DIS、上期は過去最高の売上高 |
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| ダイワボウ情報システム（野上義博社長、DIS）の2010年4〜9月実績は売上高が過去最高を記録し、利益もこの10年間で最高となった。野上社長は本誌に対し、「当社は来年4月8日から創立30年目に入るが、それを前に今年は通期で4000億円という壁を突き抜ける絶好のチャンスだ」とし、下期計画の超過達成で4000億円達成に挑戦すると語った。野上社長の発言要旨は次の通り。 |
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| 「DIS わぁるど」で地域密着をアピール |
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| 7月14〜15日に長崎で開いた「DISわぁるどin長崎」は、初日がひどい風雨に見舞われたものの、出展者数73社、地域の販売店様中心に来場者数1007人など、当社の地域密着を出展メーカー様に対しても確実にアピールすることが出来た。誌上だが、あらためて販売パートナー様、出展メーカー様に御礼を申し上げたい。11月25〜26日に富山市で開く「DISわぁるどin富山」でもご期待に応え、大きな成果をあげたい。
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| 上期は収益とも大きく前進 |
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上期の業績だが、売上高は過去最高となった。内容的には多少のバラつきはあるものの、各部門でしっかりと取り組んだ成果だ。2005年をピークに漸減傾向をたどっていた1人当たりの売上高もようやく歯止めをかけることができたが、まだ02年と同水準にとどまっており、手放しでは喜べない。逆にいえば、それだけ成長余力があるといえる。さらに利益も営業部門と販売推進部門の連携などで、ここ10年間で最高となった。1人当たりでも、5年前の05年に次ぐ実績だった。
前年下期に例の学校案件中心に大きな成果を上げたことや、ここ5〜6年は年平均1.8%の成長率で3600億〜3700億円の売上高にとどまっていたことなどを考慮して、上期、下期ともやや控えめな計画でスタートしたが、上期は計画を大きく上回って過去最高を達成することが出来た。それだけに、通期で4000億円という壁を突き抜ける最大のチャンスとなった。下期計画も超過達成して、会社創立30周年を前に4000億円の峰を越えたい。 |
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| 営業部門の機構改革で進めること |
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10月1日付けで、営業部門の機構改革を実施した。営業本部は組織の細分化と責任・権限の明確化を図るために5本部・15営業部体制にした。これによってスピード化と更なる地域深耕を強めるとともに、各本部長・部長は自分で組織を掌握して運営する仕組みを強化する。同じく営業部隊では、能力向上を意識した人事制度を進め、都市と地方、規模の大小などさまざまな経験を積み重ねることで、それぞれに適したやり方を見つけて、各営業担当者が自己の枠を確実に広げるよう期待している。
一方で営業推進本部を新設し、販売推進本部を改編した。とりわけ営業推進本部は、販売推進本部にあったマーケティング部を統合して新たに設けた組織で、何よりも新規事業の検証・企画・立案を第一義とする。ここからDISの新しい取り組みが生み出されて営業部隊に発信していく、言ってみれば新規事業の起点となる極めて重要な役割を担っている。しかも自らが実際に販売してみて、その可能性を検証する。
販売推進本部には、テクニカル推進本部を統合した。これによって仕入れと技術支援という任務がさらに特化でき、メーカーとの協業も一段と深化させることができる。とりわけテクニカルサポート、カスタマイズ、プロダクトエンジニア各グループとの統合は次なるステージへの進化を求めた結果であって、何よりもスピードが重要となる。ディストリビューターとしての機能強化を加速させたい。 |
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| スピードアップと新しい取組に挑戦 |
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今回の組織改正の狙いは、ひとつには自己完結力を高めてスピードアップすること。つまり本部長、部長、さらに支店長に責任とともに権限を与えることで意思決定の迅速化を期待している。何よりも与えられた責任において、自身で考え「決断」して行動することが肝要だ。
もうひとつは、営業推進本部の新設に代表される新しい取り組みへの挑戦だ。組織として新しいビジネスに取り組むことはもちろん、数値に対する責任も認識してもらう。また各個人が変化をチャンスと捉え、新しいポジション、場所、役割で経験を積むことで、一人ひとりが成長して組織力アップに繋がると考えている。 |
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