Career.02

技術職編 - キャリアモデル

技術職編
一人ひとりが主体的に、
新しいことに挑戦できる
環境をつくる。

Y.S 技術

ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社
テクニカル本部 コアテクノロジー部
ネットワーク・セキュリティグループ
生物理工学部 電子システム情報工学科 卒
2000年入社

入社1年目

現場監督のような仕事から
プロジェクトマネージャーに

入社後、ネットワークのインフラ工事や電話交換機の構築を担当することになりました。実際に自分が手を動かして工事するわけではなく、協力会社の職人の予定を調整したり、部材を発注したり、図面を作成したりといった、いわゆる現場監督のような仕事です。ひたすらパソコンと向き合いプログラミングをするのがシステムエンジニアのイメージだったので、多少の戸惑いはあったものの、スケジュールや原価の管理、設計などのスキルが身につき、それが後のキャリア形成にも役立ったと思います。当初は営業担当から指示を受け、黒子役として現場を取り仕切っていましたが、やがて大手企業のオフィス移転のプロジェクトマネージャーを任されるように。お客様と直接やりとりし、自部門だけではなく他部門や協力会社も含めたメンバーと密にコミュニケーションを図りながら、期日内のプロジェクト完遂を目指しました。

現場監督のような仕事からプロジェクトマネージャーに
入社7年目

どれだけ難しいプロジェクトも
最終的には自分がなんとかする

その当時新設された東京プロジェクト統括課に異動しました。サーバやインフラなどの各部門から人員を集めたプロジェクトマネジメントの専門部隊で、大手企業のプロジェクトへの参画がミッションです。プロジェクト立ち上げの際には、我々がプロジェクトマネージャーとして他部門のシステムエンジニアをアサインし、チームを組織します。部門の垣根を越えて仕事を依頼することになるので、人手を借りる部門長への根回しには苦労しました。また、自身が担当するお客様のもとに訪問しながら、他のプロジェクトの進捗も管理する必要があり、この時期に交渉力や調整力を磨くことができたと思います。さらに翌年には、尊敬する先輩の業務を引き継ぐ形で、メインのプロジェクトマネージャーに昇格。お客様との信頼関係構築に邁進し、どれだけ大規模かつ複雑で、短納期のプロジェクトであっても、最終的には自分がなんとかする、という強い意志を持って仕事に臨んでいました。

どれだけ難しいプロジェクトも最終的には自分がなんとかする
入社10年目

やりたいことがあるなら
自由にやってみろ

営業部門と技術部門を統合し製販一体型組織となった、IPプラットフォーム課に配属されました。これまでの製品に加えてルータやスイッチも取り扱うようになり、VoIP(ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル=IPネットワーク上で音声通話を実現すること)のエンジニアとして力を発揮。一方で、営業担当の商談に同行し技術力を備えた提案を行うなど、仕事の幅が一気に広がり、マルチな人材に成長することができました。そして、入社23年目となる2023年4月からはディーアイエスサービス&ソリューション株式会社ネットワーク・セキュリティグループ課長代理を拝命し、適正な人員配置やメンバーのモチベーション管理、一人ひとりが主体的に新しいことに挑戦できる環境づくりに励んでいます。私は以前、「やりたいことがあるなら自由にやってみろ」という上司の言葉に背中を押された経験があります。今度は私が部下たちの背中を押す番です。

やりたいことがあるなら自由にやってみろ

今後のキャリアビジョン

技術職にもコミュニケーション能力は求められます。
というよりも、人と人との深い関わりがあったからこそ成長できた、と振り返って思います。
また、当初は戸惑いを覚えていた現場監督のような仕事も含め、
新しいこと、難しいことの連続でしたが、さまざまな経験と挑戦が今の私を構成しています。
現在は、与えられた権限の中で自分にできる仕事を、周囲の助けを借りながら遂行しています。
DISグループ全体を見渡したときには、私の役割はごく一部に過ぎません。
ただ、よりよい組織運営や人材育成を考案し実行すること、部下のチャレンジ精神を引き出し実現させること、
それがDISグループの発展につながると信じています。
2社が合併し誕生したディーアイエスサービス&ソリューションには、組織文化の統合・定着など課題も多いですが、お客様からも、
部下からも、「私と一緒に仕事ができてよかった」と言われるような人間になりたいと思っています。