2026年ゴルフシーズン開幕を目前に控えた2月中旬、若林プロに現在の心境を伺いました。インタビュアーを務めて頂いたのは、大先輩であり、同じDIS契約プロでもある藤井プロです。
対談を通して特に印象に残ったのは、お二人の口から語られた「持っているものを使って戦う」という言葉でした。
若林プロは次のように語ってくれました。
「若い頃は、オフのテーマといえばスイングを改造すること、そのためにトレーニングで身体を鍛えることが当たり前でした。
様々な経験を積み、良いことも悪いことも味わってきた今感じているのは、何かを変えることよりも、今持っているものをどうフル活用してゴルフをするかということです」
藤井プロも、若いゴルファー達を指導する立場から同じ思いを感じているといいます。
「飛距離を伸ばしたいから打ち方を変える、身体を変える、クラブを変える。どれも否定はしません。
でも、いざ試合になってティーグラウンドに立ったとき、そこにあるのは今の自分の身体と考え方、そして目の前のバッグに入っているクラブだけ。どこかが痛かろうが、改造途中のスイングだろうが、テスト中のクラブだろうが、それを使って結果を出すしかないんです」
今あるものをどう使って最良の結果を出すか。この言葉は、IT業界にいる私たちの働き方にも通じる、示唆に富んだメッセージとして心に残りました。
若林プロは、この4 月からお子さんが小学校に入学する予定です。しばらくはお弁当作りや送迎なども必要になり、朝のランニングや午後の練習時間は、これまでより短くなるといいます。
若林プロは、それも含めて今の自分が置かれている環境だと捉え、ゴルファーとして、 ママとして、どうすればより良い結果を出せるかを考えていると話してくれました。
「あまり良い成績を出せなかった試合のことを息子に話したら、次の試合に向かう時に 『ママ、優勝することだけ考えてゴルフするんだよ!』と励ましてくれたんです」
この言葉をきっかけに、この子のために、支えてくれている家族のために、もっとゴルフを頑張ろうと思うようになったといいます。
対談の終盤、藤井プロからはこんなアドバイスがありました。
「若林は真面目だから、手を抜くと言うと嫌かもしれないけど、手を抜くんじゃなくて、 力を抜くと考えるといいんじゃない?」
プロゴルファーとして、どちらかといえばキャリアの後半に近づきつつある若林プロ。 新しいものを追い求める段階から一歩進み、今の自分、これまでの経験、そして支えてくれる家族を感じながらプレーする。
そんな力の抜けたゴルフができたとき、自然と良い結果が付いてくる。そう感じさせてくれる、温かく深い対談となりました。
開幕まで残り2 週間あまり。若林プロの2026 年シーズンに、ぜひご注目ください。



