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DISグループの最新情報 from DIS
トップインタビュー -2015年7月号-
“日本一のサービス会社”を目指しDsasが離陸
調達からリサイクルまで「LCM」完遂可能な企業集団
 
窓口の広さ・奥行きの深さで日本一のS&S企業に
―菊井社長は常々、「日本一のサービス会社」を目指すと強調されています。ここで言う「日本一」の中身は何でしょうか。
 
  ディーアイエスサービス&サポート株式会社
常務取締役 サービス本部長 兼 物流本部長
太田 光俊
菊井単に規模感の大きさで日本一を標榜する考えはありません。当社が目指すのはS&S事業での窓口の広さ、奥行きの深さです。上述したように、入出荷や保管機能まで備えて「LCM」を1社・1グループで完遂できるのはDISグループだけです。しかも特定メーカー品だけではなく、全世界のあらゆるICT関連商材に対応できます。裏返せば、約190万アイテムにも及ぶ全世界のICT関連商材を扱うマルチベンダーのDISグループ、更には北海道から沖縄まで全国津々浦々に約90の販売拠点を持って地域密着営業を展開しているDISグループだからこそ出来て、またやらなければならないS&S事業だと考えています。一方でこのほど「DISグループ協業委員会」を立ち上げました。DISを中心にDsas、更に通信や工事まで含むソリューションビジネス展開のディーアイエスソリューション(DSol)の3社間で、協業ビジネスを一段と強化する狙いです。これまでDISはキッティングやカスタマイズ作業でパソコンの箱は予め開けてお客様にお渡ししていましたが、DSolを加えた協業展開などによって今後は、お客様が望む場所ですぐに使える環境にしてお渡しすることができるようになるはずです。
 
―ICT市場で「S&Sの百貨店」を目指されるわけですね。ただ日本国内でもS&S事業のコンペティターは少なくありません。Dsasならではの特徴や差異化ポイントはいかがでしょう。
太田メーカーさんの傘下に属するロジスティクス会社は、当社にとって競合先でもあります。しかしDISとの連携で、当社は全てのメーカーから直接サポートが受けられる環境等を武器に迅速、高品質、安心なサービスを提供することができます。全国約3万坪の倉庫と自動倉庫設備を備えた「物流機能」、導入―設置―運用―ヘルプデスク―保守―データ消去―リユース・リサイクルまでの一貫したサポートメニューが用意されている「サービス機能」。このふたつの機能を統合させたことで、ICT製品のライフサイクルをワンストップで支えることが可能になりました。会社案内の「SERVICE ORANGE」(下図)はそれを分かりやすく表現したものです。
 
Dsasサービス&サポートの概要
 
菊井従来のDISテクノやDIS物流は、グループ内にあってどちらかといえば機能子会社でした。しかしこれからは事業子会社として脱皮する必要があります。自分たちが努力して直接的に売上げや利益の拡大を目指すため、設立3年目で売上高100億円を目標としています。そのカギを握るのが以下に掲げる重点ビジネスカテゴリです。事業会社脱皮へのポイントでもあり、またDISの実績にも結び付きます。具体的には、@倉庫業、修理、返品、初期不良対応、リファービッシュ、電話サポート―などの「メーカー代行業務の取り込み」、A電話サポート、ローコストな庶務業務、技術教育、技術業務委託、貸出機集約―など「DISグループ内の業務集約やサービス提供」です。
 
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