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DIS School Innovation Project 教育長インタビュー
静岡県 静岡市
-2015年3月号-
学力向上とともに思考力、判断力、表現力を育成する
ICT活用の充実をめざして
―静岡県 静岡市―
政令指定都市として130校の小中学校と2校の高等学校を抱える静岡市。
木 雅宏教育長に教育理念、静岡市独自の取組みやICT活用についてお話をうかがいました。
静岡市教育委員会
教育長 
木 雅宏 氏

昭和26年生まれ。静岡大学卒業後、静岡市内の小・中学校教諭、小・中学校長を経て、静岡市教育委員会事務局教職員課長、教育部参与を務める。平成22年より現職。
静岡市DATA
  【都道府県】静岡県
  【人口/世帯数】716,746人/306,519世帯(平成26年7月現在)
  【小・中・高等学校数】小学校87、中学校43、高等学校2
  【児童・生徒数】児童34,142人、生徒16,638人(平成26年5月現在)
  【備考】静岡市は県のほぼ中央にあり、同県の県庁所在地である。平成17年より政令指定都市に移行した。南アルプスと駿河湾に囲まれ、美しい自然と温和な気候に恵まれている。平成25年には三保松原が富士山世界文化遺産登録とともに構成資産の一つに認定された。
 
多様な考えや生き方を学び、自分らしく行動できる子どもの育成をめざして
―静岡市ならではの、教育の特徴的な取組みをお聞かせください。
静岡市は平成17年に政令指定都市に制定されました。山間部から沿岸部まで東西南北に広がる静岡市は、平成25年に世界文化遺産に登録された三保松原(みほのまつばら)を擁します。農産物や海産物などの豊富な、穏やかな自然に恵まれた地域に小学校87校、中学校43校と2つの高等学校があります。

「たくましく そしてしなやかに生きていくことのできる力をもった子どもたちを育てる」が教育の基本理念で、「たくましさ」には、未来に向って前に進む力強さを、「しなやかさ」には、「多様性」と「協調性」を大切に、「柔軟性」をもつという思いがこめられています。

人とのかかわりを通して多様な考えや生き方を学び、自分らしく行動する子どもの育成をめざして、平成22年から26年の第1期教育振興基本計画では50以上の施策を策定しました。その中でも、次の3つを特徴あるシンボル的な取組みとして推進しています。

一つめは、すべての子どもに身に付けるべき学力をつけていくため、放課後に学習支援を行う『学力アップサポート事業』です。学力アップ支援員による支援を受け、学力が向上するなどの成果があらわれています。もともと地域の方々に学校教育に関わっていただく土壌が育まれていたからこそ、この成果につながったとも言えます。

二つめは、『学校応援団推進事業』です。保護者や地域住民によるボランティア活動で、学習支援や環境整備など学校の教育活動を幅広く支援していただいています。土曜参観をはじめとして、各校で設定されている学校公開週間には、保護者のみならず多くの地域の方々に参加いただいていることが『学校応援団推進事業』が地域にしっかり根付いている証といえます。

三つめは、市長を塾長とする『しずおか教師塾事業』です。政令都市に求められる優秀な教員の独自採用も鑑み、静岡市で教員採用されることをめざす多彩な人材を対象に、退職校長や現職教員などが指導にあたり、未来の教員育成に取り組んでいます。

このように、子どもたちの学びを多くの大人で支えていることが静岡市の教育の特徴であると考えています。
 
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