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月刊ITビジネス情報誌PC-WebzineからDIS関連情報をお届けしています。
 
-2012年1月号-
創立30年を迎え新たな市場環境に挑戦
ダイワボウ情報システム 取締役社長 野上 義博
ダイワボウ情報システム 取締役社長 野上 義博
あけましておめでとうございます。
昨年は3月に東日本大震災という大きな災害が発生し、過去に経験がなかった原発事故や電力不足という問題が起きました。ここにあらためまして、被災された皆様にお見舞いを申し上げますとともに、復興・復旧に対し引き続き全力を尽くすことをお誓いいたします。

国難ともいうべき大震災に加え、国際的には欧州の金融危機が深刻化し、また7月に始まったタイの大洪水は3カ月以上も続き多くの日系企業の工場が操業停止となるなど甚大な被害を受けました。いずれも当社が取り扱う製品の供給に大きな影響を与え、また企業の投資意欲を抑制する要素となりました。

しかし当社では全社員が一丸となって「地域密着」の拠点を生かした営業活動を徹底し、今平成24年3月期の上期業績は上期として過去最高の売上げを達成することが出来ました。何よりも各地域のパートナー様、全世界のハードベンダー・ソフトベンダー様などお取引先様のご支援、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。

さて下期からIT業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、新年を迎えその傾向はさらに強まっています。しかし一方で、言葉や話題が先行していたクラウド化がいよいよ現実問題として検討されるようになりました。クラウド化が進めば、それこそパソコンのあり方も従来とは構造的に変化するはずです。またスマートフォンの爆発的な普及が示すように、従来とはまったく異なった商品分野が成長する可能性もあります。当社でもこういった変化に対して、それこそ試行錯誤しながらも果敢に挑戦し、新たな成長戦略を描く年にしたいと考えております。

もちろんその根底にあるのは、あくなき「顧客第一主義・地域密着」です。全国津々浦々に配置した約90余の拠点網と北海道から沖縄まで全国15ヵ所の近代的な物流センターが連動し、180万アイテムに及ぶ全世界のあらゆるIT関連商品を有機的に組み合わせるなどしてご提供いたします。

またグループ内では最新技術を駆使したITインフラ「DIS-NET II」が機能してローコストオペレーションを実現。販売パートナー様には真にお役に立つ情報をタイムリーにご提供し、仕入先メーカー様には地域特性に応じたマーケティング情報をフィードバックするなど情報力、商品力、販売力に一段の磨きをかけています。そして今年から大型投資によって、この「DIS- NET II」を基礎にした新たな次期ITインフラシステムの構築に着手します。ご期待下さい。

当社DISは今年4月に会社創立30年を迎えます。これも創業以来、ご支援・ご鞭撻を頂戴しました多くのお取引先様のお陰であると肝に銘じております。また先輩諸氏の汗の結晶だと考えております。

しかし今回の創立30年は、これからも当社が成長して行く通過点、むしろ新たなIT市場環境に挑戦するスタートラインと位置づけています。そういった観点から、当社は今年度の全社スローガンを「成長・挑戦」と定め、次の10年に向かって新たに始動する所存です。

この1年の皆様のご活躍とご健勝を祈念して、新年のごあいさつといたします。
 
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