閉じる

from DIS
月刊ITビジネス情報誌PC-WebzineからDIS関連情報をお届けしています。
 
-2010年4月号-
DIS物流「厳しい事業環境を飛躍のチャンスに」
全国の物流センター網など各種機能をフル活用
ディーアイエス物流(太田光俊社長)は、DISの物流機能子会社としてその機能をフルに発揮、DISが仕入れ・販売する商品をどこよりも安く、そして確実に「全国すみずみの顧客に届ける」ことを最大の使命としている。太田社長は、4月から始まる新年度は@サービスの向上Aローコストオペレーションの追求B品質の向上と教育の充実を基本方針に、「DISのバックヤードとして、物流品質の改善とロジスティクス全般の業務効率化を一段と進めたい」と語る。
 
総じて事業環境が厳しい中、同社でも今年度は出荷平均単価の下落と入出荷個数の増加という問題に頭を痛めた。例えば平均単価は前平成20年度に比べ約30%の下落を予想。対して扱い個数は同比10%増を見込む。これに加えて、小物商品の増加で、ハンドリング作業が増えるなど作業効率にも負担を強いられた。

しかし「機能子会社である限りDISの営業や仕入れ、そして何よりもお客様、メーカー様にご迷惑・ご負担をかけることはできない」(太田社長)との使命に基づき、物流品質の改善と業務の効率化、ローコストオペレーションの徹底追求などで乗り切っている。

太田社長は、新年度も予断を許さない事業環境が予想されると分析し、「当社が持つ強みを最大限生かして、機能子会社としてDISの販売を強力にサポートする」考えだ。その強みとは、まず全国14拠点の物流センター網で、DISの87拠点と取引先約1万5千社に対する販売網のバックヤードとして、お客様からご注文を頂いた商品の当日出荷を強力にサポートできる。関連して「最寄り出荷」や地域にあった運送業者の選定・活用などは当然の施策といえる。

2つ目は、基幹システムである「DIS-NETU」の効率的活用だ。100万アイテム以上の商品登録情報と常時3万アイテムの在庫に対して一元的に情報管理されているため、販売から物流まで一貫したスピーディーな処理が実現できる。またEDIによる運送会社との取引拡大で、作業工数を削減するとともに出荷業務の効率化などを進展させる。すでに大手の運送会社とはほぼ100%、EDI取引を実現している。

3つ目が高付加価値化によるCSの追求で、関東第3センター内に設けられたカスタマイズセンターは近く稼働1年を迎える。これらを活用して、多様な顧客ニーズに臨機応変に対応できる物流加工力、さらにはDIS各グループとの連携で幅広いサポート力を発揮する。

このほかにも、逐次リニューアルや新鋭化に努めてきた自動倉庫、移動棚、さらにはハンドピッキングやマテハン機器の融合などによる機器設備や施設充実、日本の大手専業物流会社と比べてもトップクラスの水準にあるとされる誤出荷率や運送事故率の低さなどに代表される高度な品質管理も同社の大きな強みといえる。

これらを通して、DISグループ各社との連携で「厳しい環境を飛躍のチャンスに変えたい」と太田社長は結ぶ。
 
過去記事一覧
「取締役 関西・中部営業本部 本部長 西村 幸浩」 「首都圏営業本部 本部長 松本 裕之」
ダイワボウ情報システム(DIS)は昨2010年10月1日付けで営業部門の大幅な機構改革を実施しました。 新たに就任した本部長や部長を中心に、抱負や営業戦略を語ってもらいます。
一段と進化した「DiSわぁるど」富山展に1,130人
DIS、上期は過去最高の売上高
DIS営業推進本部3人のキーマンが語る
発見!体験!実現!きときとITフェア!
新規ビジネス開拓目指す「営業推進本部」も新設
3D、仮想化、クラウドなど話題のITを一堂に紹介
“きときと”(超新鮮)IT商材を一堂に披露
インタビュー 野上 義博社長
出展概要と基調講演のお知らせ
話題のWiMAX、クラウドコンピューティングを中心に70余社がビジネス提案
-2010年4月号-
DIS物流「厳しい事業環境を飛躍のチャンスに」
全国の物流センター網など各種機能をフル活用